

小田急線の車内広告の費用は、媒体ごとの広告料だけでは決まりません。制作料金は原則として別途見積もりとなり、貸切電車や車内ビジョンの一部商品では作業料や運営管理費も加わります。また、申込は原則として掲出月の5ヶ月前末日が期日で、申込後に変更・キャンセルすると広告料の全額がかかります。この記事では、小田急線の車内媒体の料金一覧、総額の見積もりに必要な条件、稟議から申込までの順番を整理します。
この記事でわかること
- 小田急線の車内広告(OTV・中づり・まど上・ドア横・ステッカー・イベントカー)の媒体別料金
- 広告料のほかに見積もりに乗る費用と、総額を左右する条件
- 申込期日とキャンセル規定から見た、稟議と申込の順番
小田急線の車内広告はいくら?媒体・期間別の料金一覧
※出典:2026年4月時点の媒体資料。金額はすべて税抜です。
中づり・まど上・ドア横・ステッカーの料金
同じ媒体でも、掲出期間とサイズを変えると広告料は大きく変わります。中づりは2・3日と7日、まど上は1ヶ月と14日、ドア横ポスターは1ヶ月と14日の短期枠から選べます。
| 媒体 | 期間 | サイズ(mm) | 枚数 | 広告料金(円) | 開始日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 中づり | 2・3日(金曜開始は3日) | B3シングル | 1,100 | 598,000 | 月・水・金 |
| 中づり | 2・3日(金曜開始は3日) | B3ワイド | 1,100 | 1,196,000 | 月・水・金 |
| 中づり | 7日 | B3シングル | 3,300 | 900,000 | 月・水・金 |
| 中づり | 7日 | B3ワイド | 2,200 | 1,500,000 | 月・水・金 |
| まど上 | 1ヶ月 | 280×515 | 1,050 | 1,580,000 | 火・木・日(調整) |
| まど上 | 1ヶ月 | 280×1030 | 1,050 | 3,160,000 | 火・木・日(調整) |
| まど上 | 14日 | 280×515 | 1,050 | 825,000 | 火・木・日(調整) |
| まど上 | 14日 | 280×1030 | 1,050 | 1,650,000 | 火・木・日(調整) |
| ドア横ポスター No.1〜4枠 | 1ヶ月 | B3シングル | 2,400 | 2,800,000 | 1日 |
| ドア横ポスター No.5枠 | 1ヶ月 | B3シングル | 2,500 | 3,500,000 | 1日 |
| ドア横ポスター 短期枠 | 14日 | B3シングル | 2,400 | 1,500,000 | 1日・16日 |
| ドアステッカー | 1ヶ月 | 165×200 | 1,100 | 1,200,000 | 1日 |
| ツインステッカー | 1ヶ月 | 60×325または90×350 | 960/1,000 | 1,500,000 | 1日 |
| ドア横ステッカー | 1ヶ月 | 165×200 | 500 | 450,000 | 火・木・日(調整) |
- 中づりは、5000形10両1編成には掲出されません(ほかの車内媒体は掲出されます)。
- ドア横ステッカーは1000形・2000形・8000形に掲出されます。ツインステッカーには、一部掲出されない車両があります。
- ドア横ポスターの短期枠は、該当月の1ヶ月枠に空きがある場合に販売されます。
掲出期間を短くしたい場合は、まど上とドア横ポスターの14日枠が候補になります。どちらも、広告料は1ヶ月掲出の半額強に収まります。
車内ビジョン(OTV)とイベントカー(貸切電車)の料金
車内ビジョンのOTVは15秒1枠・7日単位、貸切電車のイベントカーは10両1編成・14日単位で販売されています。
| 商品 | 期間 | 内容 | 広告料金(円) | 作業料(円) | 運営管理費(円) | 制作費(円) | 開始日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| OTV | 7日 | 15秒CM/17インチ4,944面(1車8面) | 800,000 | — | — | 別途見積もり | 月 |
| OTV 天気指数連動 | 7日 | 天気情報60秒+CM15秒 | 950,000 | — | 70,000 | 140,000 | 月 |
| イベントカー | 14日 | 中づり360枚・まど上700枚・ドア横210枚 | 2,500,000 | 340,000 | — | 別途見積もり | 希望日 |
| イベントカーLITE | 14日 | 中づり360枚・ドア横210枚 | 1,500,000 | 340,000 | — | 別途見積もり | 希望日 |
OTVは、4:3の素材でも放映できます。割引として、半年で26本を出稿する本数割と、2024年4月以降に掲出がない新規クライアント向けに定価の20%を割り引く設定があります(いずれも15秒換算)。
なお、天気指数連動は2026年4月6日〜掲出終了分までの販売で、規制業種は申し込めません。他の電鉄の車内ビジョンや中づりと料金を比べたい場合は、電車内広告の全てがわかるコラムで路線ごとの料金を確認できます。
イベントカーの運行路線は、新宿〜小田原、片瀬江ノ島、唐木田が目安で、運行ダイヤによってはほかの路線を走る場合があります。オプションとして、ドアステッカー・ツインステッカーの追加や、走行位置を小田急アプリに表示する連携メニューも用意されています。他路線の貸切電車と料金を比べたい場合は、トレインジャック(貸切電車)広告の費用で首都圏の路線別料金を一覧にしています。
小田急線の広告は誰の目に触れる?3路線の区間と乗降人員の多い駅
小田急線は、新宿を起点とする小田原線・江ノ島線・多摩線の3路線で構成され、営業キロは計120.5km、駅数は70駅です。新宿駅では1日平均45万人以上が乗り降りしています。
3路線の区間と主な駅
| 路線 | 区間 | 主な駅 |
|---|---|---|
| 小田原線 | 新宿〜小田原 | 新宿・代々木上原・下北沢・成城学園前・登戸・新百合ヶ丘・町田・相模大野・海老名・本厚木・小田原 |
| 江ノ島線 | 相模大野〜片瀬江ノ島 | 中央林間・大和・湘南台・藤沢・片瀬江ノ島 |
| 多摩線 | 新百合ヶ丘〜唐木田 | 栗平・小田急永山・小田急多摩センター・唐木田 |
参照元:小田急電鉄「小田急電鉄の沿線まちづくり」(第81回運輸政策セミナー資料)
主な駅の1日平均乗降人員
小田急線の主な駅の1日平均乗降人員(2025年度)は次のとおりです。
| 駅 | 1日平均乗降人員 | 路線 | 小田急線内の順位 |
|---|---|---|---|
| 新宿 | 458,284人 | 小田原線 | 1位 |
| 代々木上原 | 279,327人 | 小田原線 | 2位 |
| 町田 | 262,307人 | 小田原線 | 3位 |
| 登戸 | 165,204人 | 小田原線 | 4位 |
| 藤沢 | 161,972人 | 江ノ島線 | 5位 |
| 海老名 | 139,926人 | 小田原線 | 6位 |
| 本厚木 | 129,950人 | 小田原線 | 7位 |
| 下北沢 | 123,300人 | 小田原線 | 8位 |
| 新百合ヶ丘 | 117,280人 | 小田原線 | 10位 |
都心のターミナルである新宿と、町田・海老名・本厚木・藤沢といった多摩・神奈川の拠点駅が通っているのが特徴です。
広告料のほかに何がかかる?見積もりに乗る費用と総額の決まり方
小田急線の車内広告の総額は、「広告料+制作料金(+商品によって作業料・運営管理費)+消費税」で構成されます。このうち、広告料・作業料・運営管理費は資料で金額が決まっています。一方、制作料金は掲出条件が固まるまで確定しません。
広告料に含まれない費用|制作料金・作業料・運営管理費・消費税
| 費用項目 | かかる媒体 | 資料上の扱い |
|---|---|---|
| 制作料金 | 全媒体 | 別途見積もり(天気指数連動のみ制作費の記載あり) |
| 作業料 | イベントカー、イベントカーLITE | 広告料とは別建て |
| 運営管理費 | OTV 天気指数連動 | 広告料とは別建て |
| 素材追加料 | OTV | 1期1枠につき3素材までは無料、4素材目以降は1素材ごとに追加 |
| 消費税 | 全媒体 | 別途 |
候補の媒体を広告料だけで並べると、作業料が別建てになるイベントカーや、運営管理費と制作費が加わる天気指数連動は、実際の支払額より安く見えます。複数の媒体を比べる段階から、広告料以外の費用を含めた金額で見ておくと、稟議に出したあとで数字を直さずに済みます。
総額を左右する条件|サイズ・納品枚数・デザイン本数・素材数
制作料金は、ポスターやステッカーであればサイズと納品枚数で変わり、デザインを複数用意する場合はその本数分の版と印刷が必要になります。同じ中づり7日間でも、シングルは3,300枚、ワイドは2,200枚と納品枚数が異なります。そのため、広告料が高いワイドのほうが、印刷する枚数は少なくなります。料金表の広告料だけを比べても、総額の差は読み取れません。
OTVの場合は、放映する素材の本数と、映像を新たに制作するか既存の素材を使うかで制作料金が変わります。見積もりを依頼する前に、次の5点を決めておくと、総額を出してもらいやすくなるでしょう。
- 媒体(中づり・まど上・ドア横・ステッカー・OTV・イベントカーのどれか)
- 掲出期間(2・3日/7日/14日/1ヶ月)
- 掲出開始日(第2希望まであると調整しやすくなります)
- サイズ(シングルかワイドか、まど上の2サイズのどちらか)
- デザインや素材の本数
いつまでに申し込む?申込期日とキャンセル規定から逆算する稟議の順番
小田急線の車内広告の申込期日は、原則として掲出月の5ヶ月前末日で、短期枠とイベントカーLITEは3ヶ月前末日です。申込後の変更・キャンセルには広告料の全額がかかるため、稟議は申込の前に通しておく順序になります。
| 申込期日 | 対象の媒体 |
|---|---|
| 掲出月の5ヶ月前末日 | OTV、中づり、まど上(1ヶ月)、ドア横ポスター(1ヶ月)、ドアステッカー、ツインステッカー、ドア横ステッカー、イベントカー |
| 掲出月の3ヶ月前末日 | まど上(14日)、ドア横ポスター(短期枠)、イベントカーLITE |
| 放映希望の3ヶ月前末日 | OTV 天気指数連動 |
媒体資料では、申込後の変更・キャンセルが発生した場合、掲出の有無に関わらず広告料の全額が請求されると定められています。これは鉄道会社との規約によるもので、申し込んでから社内で金額を詰め直すことはできません。総額の見積もりと空き枠の確認を済ませ、稟議が通った段階で申し込む流れが、手戻りの少ない進め方と言えます。
あわせて、掲出前には鉄道会社による原稿審査があります。原稿を修正できる段階で審査を受ける必要があるため、デザインの完成を待たずに早めに審査へ出すと、スケジュールが崩れにくくなります。
関東交通広告協議会の審査基準では、根拠のない最大級の表現や「完全」「確実」「100%」のような表示、「儲かる」「効く」といった効果の約束が認められていません。不動産、医薬品、医療機関、消費者金融などには、業種ごとの表示規制もあります。
参照元:関東交通広告協議会トレインメディア 広告掲出審査基準
審査で指摘を受けやすい表現は、交通広告のデザイン審査、こんな表現が落ちやすい!で具体例を紹介しているので参考にしてください。
小田急線の車内広告の総額見積もりと空き枠確認は、春光社にまとめて相談を
広告料は料金表で確認できても、制作料金は媒体・サイズ・デザインの本数が決まるまで確定せず、商品によっては作業料や運営管理費も加わります。しかも申込後は広告料の全額がかかるため、金額と時期は申し込む前に固めておくことになります。出稿を判断するうえで押さえておきたいのは、条件に沿って確定させた総額と、希望の時期に枠が空いているかどうかの2つです。
春光社は交通広告を専門に扱う代理店として、小田急線の車内媒体を取り扱っています。媒体・期間・サイズ・デザインの本数をお伝えいただければ、広告料・制作料金・作業料を合わせた総額をお出しします。広告料以外の費用が後から加わることなく、実際に支払う金額をもとに出稿を判断できます。
希望の掲出時期に対する空き状況も、あわせて確認します。申込期日に間に合うか、どの枠なら出せるかを、早い段階で把握できます。媒体が決まっていない段階でも、予算と掲出時期をお伝えいただければ、枠の組み合わせをご提案できます。
小田急線の車内広告の費用や出稿時期でお迷いの際は、まずはお気軽にご相談ください。
※本コラムの内容は執筆当時の情報です。最新情報についてはお問い合わせください。







