全体の出稿状況
近年、BtoBサービスの出稿が増加しています。商材はセキュリティや経費精算などのシステムから営業管理などのクラウドサービス、企業コンサルティングまで多種多様です。出稿が増えている背景として、業界ではトップの知名度でも一般的には知られる機会が少ないという側面や、リモートワークの普及によりサービスを導入する企業が増えたことなどが挙げられます。交通広告を出稿することで認知度の向上や企業ブランディングを図り、営業活動と人材採用を加速させる企業が増えています。
出稿分析
BtoBサービスは車内媒体への出稿が最も多く、次に駅媒体、そして近年タクシーサイネージへの出稿がとても増えました。さらにその内訳を見てみると、駅はデジタル媒体がほとんどで、対して車内は紙媒体が8割です。
出稿量内訳
出稿が多い媒体
駅媒体 1位:JR東日本 【デジタルサイネージ】J・ADビジョン品川自由通路セット
港南口へ向かう通路の両端に並ぶ44面のサイネージ。通勤時間にはビジネスパーソンがあふれそうなほど通行量が多い通路ですので、媒体の認知率も高いです。ロールも3分と短く、広告の接触頻度が高いことも大きな特徴です。
車内媒体 1位:JR東日本 東京駅中央通路電照デジタルシートセット
こちらも人気1位はデジタルサイネージ。車内サイネージは搭載数がどんどん増えており、首都圏のカバー率が高くなってきています。
タクシーサイネージ 1位:Tokyo Prime Standard Video Ads
タクシーサイネージの中では最もスタンダードなメニュー。乗車後の動画コンテンツの8本目以降に流れる枠で、その後は放映がロールで繰り返されます。
事例
当社で実施したBtoBサービスの広告展開で、どのような効果があったのかご紹介いたします。
こちらのお客さまは企業・サービスの認知施策として広告を展開しています。広告出稿の度に効果測定をご依頼いただいており、主に到達率や広告への印象、サービス内容の理解度、利用意向などを調査しています。1年間での数値はグラフのように順調に推移していて、企業・サービス認知や利用意向のアップに効果が出ていることがわかります。交通広告は効果が数値化しにくいですが、定量的な調査を行うことによりどんな項目がどのくらいリフトしたのかを調べることが可能です。
こちらのお客さまにはBtoB向けのサービス告知でのご依頼をいただきました。広告効果がどうだったのかを調べるため、広告に接触した人と接触していない人を対象に調査を行い結果を比較したところ、接触した人のほうがはるかに高い意向を示していました。さらに広告接触回数が多くなるほど広告効果も高まっているということがわかりました。