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【必見】OOH広告とは?得意なこと苦手なこと、期間や費用感など徹底解説!【網羅】

公開日公開日:2025.04.22

更新日更新日: 2025.04.22

アフィリエイト記事のようなタイトルにしてしまいましたが…

今回はOOH広告について、MBTIタイプINTJの営業直クラチーム小野が、持ち前の理屈っぽさでどこよりも詳しくご案内していきたいと思います。

それではレッツゴー!


目次

OOH広告とは

OOH広告の強みと弱み

OOH広告の種類とその特徴

料金感

リードタイム

効果指標




OOH広告とは

Out Of Homeの頭文字をとってOOH。

家の外で見られる広告、つまり屋外広告全般のことをOOHメディアと呼びます。

デジタル/アナログ問わず、サイネージも看板も、家の外の広告媒体は全部OOH。

駅も電車も、街頭も、店舗や商業施設、空港やタクシーも広告媒体が設置されていたら全部OOHメディアです!


OOH広告の強みと弱み

強みは大きく3つ。

① 認知、顧客層の拡大が得意

② 信頼性の獲得、ブランディングが得意

③ 直接見て、触って、試せる

の3点です!1つずつ説明していきましょう。


① 認知、顧客層の拡大について

OOHの強みは圧倒的なリーチ数。

交通広告を例に挙げると、東京への通勤圏70kmの生活者2,874万人のうち、鉄道利用者数は1,730万人にのぼります。

これは日本の人口の約14%弱ほどの数字です。

1週間の平均鉄道利用回数が9.6回なので、1週間の出稿の場合で考えると 1,730万人×9.6回=1億6,608万impのポテンシャルがあるんです。(jekiメディアデータ2021より)

電車利用者や街を歩いている不特定多数の人が接触対象となるため、リーチに属性の偏りがあまりありません。

性年代、興味関心、職業、世帯年収…多様な層に潜在顧客を作り出すことができます。

交通広告に限って言うと、駅や電車は通勤・通学に利用する人が多いのでWEBやテレビCMなどと比較すると20~30代の若年層の利用率が高く、職業で見るとビジネス層、学生へのリーチが多いです。

これらの層は「ポテンシャル層」と呼ばれ、マーケティング価値が高いとされています。


② 信頼性の獲得、ブランディングについて

とあるグローバルEC企業が初めて日本でOOH出稿した時のSNSの反応を抜粋します。

「通勤中に○○の電車ビジョン広告が流れてて、こんなにポピュラーになったんだーと驚いた。」

「新宿駅に○○の広告。メジャーになったのね。」

「新橋に○○の広告があった。○○有名になったなぁ」

などなど、100件以上の投稿がありました。

OOH広告は基本的に一点ものの媒体。

ランドマークになっているものもあったりと媒体価値が高く、公共の場に広告を出せることにより、商品やサービスのメジャー感を醸成できるのが強みです。

実際に広告審査も厳しめで、媒体主の承認を得た広告しか掲出することができません。


そして、他メディアと比べて好感度が高いというのも大きな強み。

どうしてかというと、

・単純接触効果により、好ましく思われやすい

・接触者の行動を阻害しない

という2つの理由があるから。

「単純接触効果」とは、接触回数が増えるほど広告効果が高まるというもの。

初めて見る知らないものより、何度も見て知っているもののほうが、なんとなく好ましく思うという経験ありませんか?

それです。

どうしてOOHが単純接触効果を発揮しやすいかというと、金額あたりの反復接触回数が他メディアに比べてとても多いからです。


例えば、家の最寄りの駅と勤め先の最寄りの駅に同じ広告が掲出されている場合、会社に行くときに1回接触、会社に着いた時に2回目の接触、仕事が終わって家に帰るときに3回目の接触、家の最寄りに着いた時に4回目の接触と、平日1日あたりで4回の接触ができます。

土日を休日として、1週間あたりで考えたら通勤だけで20回も見てもらえるんです。

同じ出稿金額でこれだけ反復接触ができるのはOOHだけです!


加えて、OOHは人の行動を阻害せず、見たい人だけ見れるメディア。

テレビや動画を視聴している時に差し込まれてイーッってなるCMや、webサイトを閲覧している時に、消したいのに×マークが小さすぎて誤タップしてしまいイーッってなるバナー広告…こう言うと、「行動を阻害する」という意味が伝わりやすいと思います。

そんなこんなで、OOHは好感度が高いのです。


③ 直接見て、触って、試せる

OOHならではの特長が、「形がある」ということ。

特殊展開やピールオフなどでSNSでの話題喚起を狙うこともできます。

化粧品などは、直接サンプルを持っていってもらうことも可能!

自分たちの利用する電車が突如映画作品の告知でジャックされていて、物語の中に入り込んだような体験をできたり

いつも通勤で使う駅がトリックアートみたいになっていたり

スマホやインターネットの普及により、消費者にとって情報の最適化が加速度的に進む時代ですが、私たちの日常に勝手にグイグイ介入してくることにより、消費者とブランドの偶然の出会いを創出できるのがOOHの強みです!


そして、OOHの弱みについて。下記のような訴求にはOOHは不向きです。

・CV目的の訴求

・ターゲットがピンポイントな訴求

・スモールスタートでの訴求

OOH出稿によりダイレクトに購買に繋がるすぐに売り上げが増える集客数が劇的に増える…ということはほとんどありません。


認知度や好感度といった定量的に測りにくい部分で効果が出るメディアなので、即時的なCV獲得には不向きです。

そして、駅や電車にはオフィスが多い、若者が多い、女性が多い…など、利用者属性の傾向はありますがそれ以上ターゲットを細分化することはできません。

公共機関や施設での広告掲出なのでピンポイントでの訴求は難しいです。

料金に幅はありますが、1週間あたり〇百万円という媒体もザラで、高いものだと〇千万円というものも多くあります。

少ない金額で検証しつつ運用できるWEB広告などと比較して、スモールスタートができないという特徴があります。泣

OOH広告の種類とその特徴

たくさんあるのでそれぞれダダダダっと書いていきます!

・駅広告

駅広告

利用者属性によるターゲティングが可能!サイネージやポスターなどがメインですが広告面が大きく、インパクトのある展開ができます。

駅広告についてはこちら

・電車広告

電車広告

路線が長いので広いエリアでリーチを獲得可能。接触時間が長く、読ませる内容も掲載できます。

電車広告についてはこちら

・バス停広告

バス停広告

居住地による詳細なターゲティングが可能。唯一公道に出せる面の大きな広告媒体です。


・タクシー広告(車内サイネージ)

タクシー広告(車内サイネージ)

アッパーミドル以上の富裕層を狙うことができ、また座席の目の前に設置されているので強制視認力が高いです!

タクシービジョンについてはこちら

・屋外ビジョン

屋外ビジョン

音出しできる媒体が多数!老若男女問わず、不特定多数の人に接触可能です。

屋外ビジョンについてはこちら

・屋外広告

屋外広告

ゲリラ性が高く、話題になりやすい媒体。長期掲出ならランドマーク化も狙えます。


・アドトラック、バス

アドトラック、バス

イベント感満載でとにかく目立つ!走行エリアによるターゲティングが可能です。


・新幹線、空港媒体

新幹線、空港媒体

企業ブランディングにぴったり!ビジネスマン、経営者などハイクラス層への訴求目的で使われることが多いです。


・イベント、展示、ピールオフなどの特殊展開

イベント、展示、ピールオフなどの特殊展開

ダイレクトなブランド体験の創出が可能。また接触者の反応も見えやすいです。

ピールオフについてはこちら

料金感

料金感については、大体こんな感じです。

料金表

ピンキリが過ぎる気もしますが…。

1枠15秒などのロール販売のサイネージや、単面の駅貼りポスターあたりがOOH媒体の最安値となっています。

逆に、1日中ずっと放映ができるジャック枠のサイネージや躯体のラッピングをするもの、出力や加工が必要になってくる媒体はお高め。


リードタイム

掲出までに必要なリードタイムが最も長いのは、屋外広告やバスラッピング、バス停広告などの「屋外広告物審査」が必要になる媒体です。

この屋外広告物審査は、自治体がやっていたり区の景観協議会がやっていたりするのですが、月に1~3回しか行われないため、そこに間に合わせる必要があります。

掲出のおおよそ2.5カ月前には完成デザインのご用意をお願いします。

次にリードタイムが長いのは、看板やシート貼りなどの出力・加工作業が必要な媒体。こちらは掲出の1.5カ月前頃にご入稿いただきたいです。(どうしてもギリギリにならないと用意ができないという場合、営業が作業会社にめちゃくちゃ頭を下げて特急対応を頼み込んだりしています)

次いで駅、車内ポスター系の紙媒体です。

こちらは校正1回なら約1か月前くらいにご入稿をお願いしています。

で、最後に一番時間がかからないのがサイネージ媒体。紙などへの出力がいらないので、審査さえ通っていれば最短1週間前くらいの入稿でOK。


効果指標

最後に効果指標について!

効果の測り方は大きく2つあり、1つは想定リーチ数での算出、もう1つが事後調査で確認するというもの。

想定リーチ数というのは、駅や電車の利用者数からどのくらいの人にリーチできるかの想定値を算出する、最も一般的な方法です。

たとえば、JR山手線の中づり広告のリーチ数は?と聞かれたら、 山手線の利用者数1,581万人(2019年)×中づりの広告到達率48.6%=768万人。

つまり、1週間で中づり広告に接触したのは768万人くらいいただろう、と推測して見なしリーチ数としています。

事後調査のほうは、広告を実際にどのくらいの人が見たのかを掲出後にネットアンケートで調べる方法

当社では有料オプションとして20万円~で実施しています。

簡単にご説明すると、ネット調査でモニターさんたちにアンケートを取り、集計して結果をご報告するというものです。

どれだけの人に影響があったのか、費用対効果がどのくらいなのか、今後の広告戦略立案のためにも、当社としてはこちらの調査をオススメしています!




いかがでしたか?(またアフィリエイト記事みたいな締めになってしまってすみません)

後半なんかもうちょっと長くなりすぎて駆け足気味になりましたが、読むのがめんどいという方はぜひ直接ご案内させていただきますので、お気軽にお問い合わせください!

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営業部 小野

交通+αのご提案お任せください!

紙媒体・SP系の広告代理店から春光社に入社したので、交通広告との合わせ技提案が得意です!一番効果の上がるクロスメディア戦略を一緒に考えます!趣味はビール、読書、観劇、おうちパーティー(おうちミッドナイトシネマ、おうち居酒屋、おうちフェスなど)で、好きなものはビールと恐竜と猫です。一番好きな恐竜はヴェロキラプトルです。

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