公開日:2017.11.16
ハイサイ!生まれも育ちも沖縄のなんくるないさーです!
沖縄に台風が接近して大荒れのお天気だった先月末、
まだ影響が出ていなかった成田空港から台湾へ飛び立ちました。
台湾旅行での楽しみの一つが、台湾新幹線(台湾高速鉄道)に乗ることでした。
◆台湾新幹線(台湾高速鉄道)について
2007年1月に運行を開始した台湾高速鉄道。
今年10周年を迎え、台湾のビジネスマンや旅行客の移動に利用され、
すっかり地元の足となっていました。
日本の新幹線は、『上り』『下り』と呼ばれますが、
台湾では、『北上』『南下』と言うそうです。
『台北県』『台中県』『台南県』という県名があるので、
南北で表現したほうが分かりやすいのかもしれませんね。
みなさん、ご存知の通り、台湾新幹線の車輌は日本の新幹線技術
(JR東海・JR西日本共同)が取り入れられています。
日本の新幹線とシステムは一部異なるようですが、
車両が700系の改良型ということなので日本(JR)の新幹線とほとんど
同じに見えました。
さて、日本の新幹線の広告は空きがなかなか出ない、
超人気媒体となっていますが、台湾の新幹線の車内の広告は
どうなっているのか、乗車中に探検してきました!
◆車内の様子
『車内額面』『新幹線ボード』と呼ばれる貫通部分に掲出される
A2サイズ、B3サイズの媒体は、日本(JR)とほぼ同じでした!
ただ、日本(JR)の新幹線の違うのは額面からはみ出て掲出されていること。
こんな感じ↓↓↓
広告面が倍以上になり、遠くからでも目に入りました。
(日本ではこのような掲出は見たことありませんね!)
また、掲出企業に注目してみると、ほとんどが日本の企業でした。
台湾でも日本企業のブランディングが活発に行われているようです。
(街ナカでも、日本企業の広告を多数見かけました。)
◆駅の様子
車内だけではなく、駅の広告も撮影しましたので少しご紹介します。
桃園駅の様子
終点の高雄(左営駅)の様子
終点は高雄駅ではなく左営駅。
ここでトリビア!
日本(JR)の新幹線の駅名が大阪駅ではなく新大阪、横浜駅ではなく新横浜というように、
あえて違う駅名になっているということでした。
へ~!ですよね~。
左営駅では『DAIKIN』の文字が目に留まりました!
着物姿の男女とお相撲さんが『ようこそ!』とお出迎え。
今回、パッケージツアーに参加したため、残念ながら地下鉄や在来線に
乗る機会がありませんでしたが、ツアーのコンダクターに聞いたところ、
台湾で広告を見かけるのは、日本など外国企業や観光局などの
自治体が多いとのこと。
台湾の地元企業の広告はまだまだ少ないような印象だということでした。
彼いわく、台湾ブランドの企業はまだまだ少なくて、広告を打って
ブランディングをするところまでの企業力はないのでは?とのこと。
台湾の面積は九州より少し小さいくらい、人口は約2,300万人。
頻繁に、大きな広告を出せるほどの力を持った地元企業はまだまだ
少ないようです。
街を歩いていても、電車やバスに乗っても、飛行機に乗っても
そこに当たり前のように、日本の会社の広告が掲出されているというのは、
日本企業が元気だということ!
改めて、とても誇りに思いました。
◆台湾のOOH
また、台北、台中、台南すべての街ナカでとても頻繁にみかけたのが
なぜか政治家の広告。
それは、ポスターなど小さいものではなく、とても大きな屋外看板(OOH)!
もしかして、選挙が近いのかな?と思いコンダクターに聞いたのですが、
そういうことでもなく、普段から台湾の政治家はこのようなイメージ広告を
掲出をするそうです。
お国柄、微妙な政治状況もあって皆さん、政治的関心が高いようです。
屋外広告(OOH)に注目して町を眺めて改めて気づいた事でした。
旅行にお出かけの際は、このような視点で街ナカを見ると
新たな発見があってオモシロイと思いますよ!
以上、なんくるないさーの台湾交通広告・OOHのレポートでした!
営業部 松岡