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【屋外広告】完全出稿マニュアル

公開日公開日:2017.11.02

屋外広告の出稿完全マニュアル

 

屋外広告って、いまいち分かりにくくありませんか?

今回は分かりにくい屋外広告の疑問を全て解消できるような

コラムを書きたいと思います!

 

■屋外広告の種類

そもそも、屋外広告とは何を指すのでしょうか?

通常はビルの屋上、壁面などに設置された広告看板を指します。

広義ではネオンサインなども含まれますが、ここでは屋外二設置された

通常の平面広告を前提に話したいと思います。

 

■屋外広告のプレーヤー

屋外広告には以下の人々が関わってきます。

・オーナー

オーナーとはその屋外広告が設置されているビルなどの所有者を言います。

最終的な出稿可否、料金、条件などを判断するのはオーナーになります。

オーナーは法人の場合もあれば個人の場合もあります。多くの場合、

広告関連の仕事をしていないので自ら広告枠をセールスすることはありません。

セールスや施工については広告会社に任せているケースが多いです。

 

・広告会社

上記のオーナーに代わって屋外広告のセールスを手がけるのが広告会社です。

広告会社1社が媒体を買い切っている場合もあれば、色々な広告会社が

都度買付けるケースもあります。

 

・施工会社

屋外広告を実施する場合に広告面を実際に取り付ける会社です。

屋外広告は高い位置に設置されていることが多く、高所作業車などの

専門的な設備とスキルを要します。

 

■屋外広告出稿の流れ

デザイン制作を除けば、申込みから施工まで1ヶ月弱のイメージです。

1、広告会社に条件を提示

⇒広告会社にエリア、予算などを伝えます。

その際に広告主名、告知内容を伝えます。

2、広告会社から提案

⇒広告会社から条件に合う媒体が提案されます。

3、検討して問題なければ申込

4、デザイン制作

5、審査

6、製作(入稿→色校正→出力→施工)

7、取付作業

⇒雨や風が強いと高所作業ができず延期になる場合があります。

8、掲出

9、掲出期間終了後に撤去作業

 

■屋外広告の探し方

交通広告のように媒体情報の一覧がネットで開示されているわけではありません。

屋外広告は屋外広告を扱っている会社に聞いてみるのが一番確実です。

ただ、問い合わせた会社からもらえる情報はその会社のネットワークに依存します。

A社に聞いて出てこなかった広告がB社に聞くと出てくる、ということがあります。

新宿や渋谷などでは各社とも同じような媒体を提案してきますが、

マニアックなエリアになってくると各社で出てくる内容が異なる場合が多いです。

ただ、片っ端から屋外広告を扱う会社に連絡して、条件に合う媒体が無いか

聞くことは時間と手間がかかります。会社をいくつか絞って希望を伝え、

探してもらうほうが現実的でしょう。

 

■短期媒体と長期媒体

屋外広告には短期媒体と長期媒体があります。短期媒体は半月また一ヶ月での販売、

長期媒体は1年契約の場合が多いです。

短期媒体は東京都心の繁華街(渋谷、新宿、池袋、銀座、表参道媒体など)が中心で、

それ以外のエリアはほぼ長期媒体となります。

なお、媒体によっては短期と長期両方の料金設定がされているものもあります。

当然、長期のほうが1ヶ月あたりの料金は割安に設定されています。

 

■屋外広告の素材

屋外広告の主に素材はシートとターポリンの2種類があります。

・シート

シートは表面に広告を出力し、裏面が壁面に接着できるものです。

既存のボードに貼る場合とビルの壁面に直接貼る場合があります。

ビル壁面に貼る場合は壁面の凸凹が広告面に反映されるケースがあるので注意が必要です。

また、大型のものは分割で出力してオーバーラップさせて貼ります。

どこで切れるかを事前に把握したうえでデザインデータを作るとよいと思います。

 

・ターポリン

ターポリンは横断幕などで使われるビニール性の素材です。

接着ではなくワイヤーや紐、金具等を使ってテンションをかけた状態で固定して設置します。

 

■屋外広告広告の料金

屋外広告に体系的な料金、料金表のようなものはありません。

料金もオーナーの希望に左右されるため、オーナーが高い料金を要求するビルは

広告料が高くなり、オーナーがあまり料金にこだわらないビルは安くなります。

また料金交渉ができるかはケースによります。長期間空いている場合や一年ではなく

2年、3年の契約になれば、交渉の余地はあると思います。

また、オーナーの本業が儲かっていなく、広告収入が欲しい場合などは

料金交渉がしやすいケースが多いです。

ただ、オーナーが屋外広告をメインのビジネスとして考えていない場合、

出稿してもしなくてもどちらでもよいというスタンスです。

その場合は料金交渉が難しいと思います。

 

■グロスとネットについて

よく代理店さんから料金について質問がありのがグロスとネット料金の違いです。

グロスはマージン設定があり、一定のマージンをお戻しします。500万円の媒体を

10パーセントマージンで取引した場合、弊社から代理店様への請求は450万円、

代理店様からお客様へは500万円の請求。

代理店様は50万円のマージンを受取ることになります。

これは分かりやすいのですが、問題はネット料金です。

500万円ネットの場合、弊社から代理店様へは500万円で請求しますが代理店様の

販売額は自由になります。どれぐらい利益を乗せていいものでしょうか?と聞かれますが、

正直ケースバイケースです。

ルールはないのでお客様のご予算感に合わせてご提案されるのがよいと思います。

あとは、提案する屋外広告の周辺で空いている媒体との料金を比較するのも、

提案する際の材料になるのではないでしょうか。

 

■屋外広告の審査

屋外広告は2つの審査が必要となります。

オーナー審査

まずオーナーが広告主、告知内容、ビジュアル等の審査を行います。

オーナーが掲出したくないと言った場合、その時点で掲出はできません。

ビルのイメージ等にそぐわないので掲出不可というけーすもあります。

あと多いのはビルテナントとの競合です。ビルにエステがテナントして入っている場合、

そのビルに他のエステなどの広告は通常出すことができません。

 

■屋外広告物条例による審査

屋外広告が設置されている行政ごとに審査があります。オーナーの審査を通過しても、

行政の審査を通過しないと掲出ができません。行政の審査は広告が公序良俗に反して

いないかなどを判断されますが、審査を通らないケースはかなり稀です。

ただ、肌の露出が多いものは審査が通らないケースがあるため、下着やエステなど注意が必要です。

また、条例などで屋外広告の掲出が著しく制限されているエリア(京都など)は

そもそも屋外広告が出せないので気をつけて下さい。

 

いかがでしたでしょうか?

皆さんの屋外広告の疑問が少しでも解消されれば幸いです!

お問い合わせはこちら  

ご不明点ありましたら以外へご連絡下さい。

春光社 営業2部  新井

arai.motofumi@shunkosha.co.jp

営業部 新井

大手プロモーションを得意としてます!

春光社で営業として10年ほどを過ごし、テレビ、新聞、金融、不動産など、 様々な業種を担当した経験から、引き出しの多さに自信があります。 目的に合った媒体の選定から少し変わった展開方法など、お客様の ニーズに合わせた最適なプランをご案内致します! 趣味は自転車(ロードバイク)と熱帯魚の飼育、好きな食べ物はカレーと焼きとんです。

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