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発車メロディの広告展開

公開日公開日:2026.09.03

更新日更新日: 2026.09.03

普段、通勤や通学の時に電車を利用していると乗降する駅やただ通り過ぎるだけの駅でも
色んな駅で発車メロディを耳にしていると思います。

実際、そんなに意識していなくても、いつの間にかその駅のメロディとして認識していて、駅のイメージにもなっていたり、駅サービスの一環として自然に受け入れられています。


この記事でわかること

  • 発車メロディとは?
  • 発車メロディでできる広告展開の詳細とその効果

「発車メロディ」とは、その名の通り鉄道駅のホームにおいて利用客へ列車の出発やドアが閉まるタイミングを音楽で知らせるシステムのことですが、金属製の電鈴や電子音ノベルを使用したチャイムやブザーの「発車ベル」とは区別され、
旋律が付いた発車メロディとかなり感じ方が異なります。


「発車メロディ」の発祥は諸説あり、1951年に旧国鉄の豊肥本線豊後竹田駅で列車の発車時に大分県竹田市出身の滝廉太郎が作曲した「荒城の月」のレコードを流したのが始まりとされますが、正に現在はその土地にゆかりのある作曲家やアーティストの楽曲、舞台となった映画やテレビ番組、アニメ作品の主題歌等、ご当地ソングが全国的に使用されています。

有名なところでは、1990年代後半から蒲田駅で「蒲田行進曲」、高田馬場駅や新座駅の「鉄腕アトム」、
新橋駅では当初の発車メロディを2020年7月から1ヶ月間サントリーのCMソング「ウイスキーがお好きでしょ」に
変更したのが広告としての初の試みでした。


他にも阿波踊り開催地である高円寺駅、南越谷駅で「阿波踊り」だったり、
サザンオールスターズのボーカル桑田佳祐が茅ヶ崎市出身という事で、
数あるヒット曲の中から市民投票で決まったという茅ヶ崎駅の「希望の轍」、足利駅では森高千里が歌ったが「渡良瀬橋」が最寄り駅という事で使用されたり、舞浜駅と言えばディズニーリゾートという事で、
下りが「A Whole New World」、上りが「It’s a smll world」というディズニーソングだったり、
その他にも様々な駅で地域の特性やゆかりに基づいた発車メロディが地域住民や多くの駅利用者へのサービスとして受け入れられています。


そんな「発車メロディ」ですが、東京メトロでも過去に一部駅では乃木坂駅で乃木坂46「君の名は希望」、
秋葉原駅でAKB46「恋するフォーチュンクッキー」、九段下駅で爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」、
銀座線銀座駅では高峰秀子「銀座カンカン娘」等、他にも色々と使用されていますが、この度、正式な広告媒体として試験的に販売する事が決まりました。


・販売開始予定:2027年4月放送開始分~

・申込受付期間:放送開始月の12ヶ月前第1営業日~受付開始、9ヶ月前を申込締切

・放送期間:同一メロディのまま原則3年以上

・放送までのスケジュール:メロディ制作(審査・関係各所手続き等)~メロディ変更工事に約9ヶ月程度

・放送秒数:6~7秒指定

・広告料金(月、税別):A等級駅 400万円、B等級駅 350万円、C等級駅 300万円  ※既に決定済み、一部販売不可の駅もあり

・メロディ変更作業費の目安:約1,000万円  ※掲出開始時、終了時にそれぞれ掛かるので、事前に都度要確認


東京メトロとしては、「発車メロディ」について以下の様な効果を謳っています。


・高い到達率:乗客が必ず耳にする、避けられない広告(音のインプレッション)=矯正視聴、ブランド・リーチ(視覚外到達)

・日常とのつながり:通勤・通学・帰宅時など、生活者の日常にブランドのメロディを解け混ませる

・話題性:「あの駅のメロディが変わった!」というSNS等での拡散、PR効果


但し、前述の様に殆どの駅では広告としてでは無く、駅のイメージを反映させたサービスの一環として使用されていますので、広告料さえ払えば何でもOKとはいきません。

実施に至るまでかなりハードルは高く、選考基準も厳しいものになるかと思いますが、駅のイメージアップや利用者にとって日々の気持ちを明るくしてくれる様なメロディであればと思います。



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