
10月にJR大阪駅構内で画期的なイベントが開催されたのをご存じですか?
それは通常、一般の方々が普段立ち入ることの出来ない終電後の駅構内をダンスフロア化しクラブイベントを開催するというものでした。
その名も「OSAKA STATION RAVE」
しかも、ただDJを入れてイベントを実施するという安易なものでなく、DJ陣には石野卓球さん、DJ KOCO、SAMOによる日本を代表する豪華DJ陣を揃え、それを100名限定で開催するという超プレミアムなイベントでした。
もちろんお酒もありです。
この豪華DJ陣を100名だけで楽しめるというのは、都内でもなかなかないかなと思いますし、これで5,000円は安いと思います。
チケットはかなりの争奪戦だったようです。
これまで西武やJR東日本の車両内でのDJイベントの実施はありましたが、終電後の駅構内でのイベント初めてじゃないかなと思います。
記憶違いでしたらすみません。

私は、大阪万博でのさまざまイベントや今回のイベントに深く携わった知人からのお誘いを受け、行ってきました大阪駅。
観光一切なし、深夜にただ踊るためだけに。
イベントは2部構成となっており、1部は22時スタートで大阪駅直結の商業施設「ルクア大阪」内にある吹き抜けの開放的な空間でDJの音楽とお酒を楽しみながらウォーミングアップ。
24時過ぎにその会場にいる人達が列をなして、終電後の駅構内を目指します。
身分証明書の提示、セキュリティチェックを受けいよいよメインイベントの2部の会場、JR大阪駅うめきた地下口改札の「MIDNAIGHT STATION FLOOR」と銘打たれたダンスフロアへ足を踏み入れます。
私は仕事柄、広告掲出の立会いなどで終電後の駅構内には入ったことがあるのですが、ほかの方々は当然初めての経験みたいで、普段見慣れている日常の騒がしい駅構内とは違い、誰もいない静寂な駅構内が新鮮に感じられていたようです。
電車の発車ベルのような音源を使ったDJ KOCOのDJでスタートしたイベントは、100名という規模的には少人数なこともあってDJと客の距離が近く、DJの手元までばっちり見ることが出来るぐらいの距離でした。
音響設備もこの日のイベントだけで撤収するのがもったいないぐらい素晴らしい音でした。
その後、SAMOからトリの石野卓球さんの登場でイベントは最高潮に達しました。
みっちり1時間のDJ playを堪能して出来ました。
観客からはアンコールの声も上がりましたが、4時の音止めがJRとの絶対条件としてあったらしくイベントはきっちりam 4時に終了となりました。
駅員の方達は始発の準備がありますから仕方ないですよね。
クラブ通いする人達はマナーが悪いんじゃないかと思われている方もいるかもしれませんが、皆さんマナーを守り節度を持ってイベントを楽しんでいました。

イベントの関係者にお話しを聞いたところ、イベント開催に向けて相当な準備期間を設けて、JRや駅との打ち合わせを重ねてきたそうです。
終電後の駅構内でのイベントということでセキュリティ面、安全面、お酒の提供について、音量の問題、などなどいくつもの課題をクリアして実施にこぎつけたそうです。
交通広告に携わる者として、終電後の駅構内に人を入れてイベントを行うなんて絶対に無理だろうなと思ってました。
最初からダメと思わず今回のようにしっかりとした準備と電鉄との信頼関係が築ければ出来ないことはないのかなとも思いました。
渋谷駅の地下空間でもやれないかなとも考えました。
出来ればきっと面白いイベントになると思います。
このようなイベントを企画し開催してくれてありがとうございました。
今回は貴重な経験をさせていただきました。
朝4時に大阪の街に放りだされた私たちは、飲み屋での第2ラウンドが始まりました。
余談ですが、12月にはJR東海の新幹線車内をディスコ化して、DJ KOOとマハラジャとのコラボで「新幹線ディスコカー」が運行するそうです。
こちらも面白そう。
今年行ったイベントにDJ KOOが登場しました。
初DJ KOOだったのですが、テレビではすっかりタレント化していますが、その日は客の煽り方や盛り上げ方は流石だなと思いました。
単なる陽気なおじさんではなかったです。
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メディア部 大島







