こんにちは。
メディア部の加藤です。
交通広告はコロナ禍以降、大きな転換期を迎えています。
JR東日本の車内サイネージ「トレインチャンネル」は2002年に誕生し、
首都圏の電車を中心に広がったデジタル広告の代表格です。
車内サイネージのことをトレインチャンネルと認識されている方も多く、”京王線のトレインチャンネルの…”
といったお問い合わせを頂くこともしばしば。
私もそう認識していた一人でした。
※他社線サイネージにもそれぞれ媒体名がございます。
京王線はK-DGチャンネル。
それぐらい市民権を得ていた「トレインチャンネル」ですが、2024年4月には番組配信型プラットフォーム「TRAIN TV」が開局し更にパワーアップ。
サイネージは単なる広告を放映する媒体から「電車の中のテレビ局」へと進化を遂げています。
トレインチャンネルはどうなったの?山手線のまどの上についている3面のやつは何?TRAIN TVって結局何?と不明な点が多々あるかと思いますので、今回は、JR車両サイネージの特徴や最新商品、料金体系を整理してご紹介いたします!
◆トレインチャンネルとは?
トレインチャンネルはドアの上に搭載されたサイネージのことを指します。

※(株)ジェイアール東日本企画「JEKI MEDIA GUIDE ONLINE 2025」より作成
山手線・中央線・京浜東北線など主要10路線とゆりかもめに展開されており、行き先案内の横に位置しているため、注目率が非常に高い媒体です。
◆まど上チャンネルとは?
まど上チャンネルは文字通り、まど上に搭載されたサイネージのことを指します。
JRの新型車両E235型の車両にのみ設置されています。(2025年時点では山手線と横須賀線・総武線快速のみ)

※(株)ジェイアール東日本企画「JEKI MEDIA GUIDE ONLINE 2025」より作成
3面並んだサイネージを連動させて、1枚絵のクリエイティブで訴求することも可能です。
◆TRAIN TVの登場と新機能
2024年4月を機に、JR東日本車両サイネージは、広告枠中心から番組コンテンツ放映中心へと変化いたしました。
テーマは「アテンションの奪回」。
携帯に目を奪われている乗客をTRAIN TVのコンテンツ力で自然とルックアップさせることを目標としています。
それができれば、広告枠の価値も格段と向上しますよね。
ちなみに「TRAIN TV」とは新たに車両内に設置されたサイネージ…ということではなくて、広告枠とコンテンツ枠全てを総括してTRAIN TVということになります。
繰り返しになりますが、電車の中にテレビを持って来たという感覚です。
また、新たな試みとして公式サイトやSNSで番組コンテンツの見逃し配信・告知が行われ、車内外での波及効果が期待できるようになりました。
◆広告メニューと料金目安
それでは具体的な広告メニューについて説明させて頂きます。
主なメニューは以下5つです。
① TRAIN TV 全線セット 6,800,000円(1週間・15秒)
② TRAIN TV E235セット 3,500,000円(1週間・15秒)
③ トレインチャンネル全線セット 4,800,000円(1週間・15秒)
④ トレインチャンネル単線 ※路線による
⑤ まど上チャンネル 2,000,000円(1週間・15秒)
上記メニューがどの路線・どの媒体に放映されるかについては以下をご覧ください。

目的別の選び方としては…
コスパ重視⇒②④⑤
広域リーチ⇒①③
となります。
JR東日本 トレインチャンネル全線セットの詳細ページはこちら JR東日本 まど上チャンネルE235系セットの
詳細ページはこちら
用途によって使い分けて頂ければと思いますが、TRAIN TV全線セットが誕生してでできるようになったことが2つありますので、紹介させてください!
・車内サイネージ(トレインチャンネル・まど上チャンネル・サイドチャンネル)の同期放映
・番組直後枠の指定
1つ目の同期放映については、これまで車内サイネージはそれぞれ個別で販売していたため、
全ての媒体を購入しても同期放映はできませんでした。
しかし、TRAIN TVのセットが誕生したことにより、同期放映が可能となりました!
(TRAIN TV E235型セットで同期放映可能です。)
これにより、よりインパクトのある放映が可能となりました。
続いて2つ目の番組直後枠の指定についてです。
TRAIN TVでは様々なジャンルの番組が放映されます。
告知したい「商品のカテゴリー」や「起用タレント」によって、
関連のある番組の直後枠を選べることができるようになりました。
例えば、食品メーカー様が料理番組の直後に出稿したり、綾瀬はるかさんをCMに起用していれば、綾瀬はるかさん出演の番組直後にCMを放映するなど…。
なお、番組内容はクールごとに見直しを行っております。
ラインナップについてはお問い合わせください!
◆まとめ
2002年のトレインチャンネル誕生以来、首都圏で最も安定したリーチを誇るサイネージ広告として定着しました。
そして2024年に開局したTRAIN TVは、従来型CMに加えて番組連動型・コンテンツ型の新たな広告戦略を提供しています。
「毎日乗るテレビ」として都市生活者に届くJR車内サイネージは、料金面でも幅広い選択肢を持ち、短期キャンペーンから長期ブランディングまで対応可能です。
今後の交通広告戦略において、この媒体をどう活用するかが重要な鍵となるでしょう!
コンテンツのご紹介もできますので、是非お問い合わせくださいませ!
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