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新商品の認知拡大に効く交通広告戦略|初めてでも話題化できる出稿ノウハウを紹介

公開日公開日:2025.06.05

新商品の認知拡大に効く交通広告戦略|初めてでも話題化できる出稿ノウハウを紹介のメインビジュアル

新商品の認知拡大を目指すうえで、Web広告やSNS広告だけではアプローチしきれない場合があります。そこで注目されているのが、リアルな接触体験を提供できる交通広告です。
本記事では、交通広告が新商品のプロモーションに有効な理由から、効果的な出稿戦略、初めて出稿する際の手順や注意点まで、話題化に繋げるための実践ノウハウを詳しく解説します。

なぜ交通広告が新商品のプロモーションに有効なのか?

新商品のプロモーション戦略において、Web広告やSNS広告は不可欠な存在です。しかし、これらのデジタル施策だけではリーチしきれない層が存在し、また、情報過多の現代においては、より強い印象を残すための工夫が求められています。
こうした背景のもと、交通広告が持つ独自の価値が注目されています。特に、リアルな場での接触が生活者の行動変容を促し、SNSでの情報拡散へと繋がる現代において、交通広告は新商品の話題化を力強く後押しする可能性を秘めているのです。

Web広告やSNSだけでは届きにくい層へのリーチ効果が期待できる

デジタルメディアの利用が日常的になったとはいえ、すべての人が同じように情報を得ているわけではありません。交通広告は、Web広告やSNS広告ではリーチしにくい特定の層へ新商品の情報を届ける上で、依然として強力な手段です。
実際、日本鉄道広告協会が2019年度に行った交通広告共通指標調査によると、交通広告の接触者は非接触者に比べて、広告されたブランドへの好感度が大幅に高いという調査結果もあります(接触者37.3%、非接触者14.1%)。

これは、交通広告が持つ「視認性の高さ」と、毎日同じ広告に触れることによる「刷り込み効果」によるものと考えられます。新商品のように、まだ消費者の記憶に定着していない情報に対して、この刷り込み効果は特に有効に働きます。無意識のレベルでブランド名や商品イメージが浸透し、想起されやすくなるのです。

参照:交通広告共通指標推定モデルについて

「リアルでの接触体験」がSNSに転換される時代背景がある

物理的な空間での広告体験が、なぜSNS上での情報拡散(バズ)の起点となり得るのでしょうか。その背景には、現代の消費者の行動様式と、リアル体験が持つ独自の価値があります。OOH(Out of Home:屋外・交通広告)は、まさにこの「リアルでの接触体験」を演出し、「撮りたくなる」「シェアしたくなる」可能性を秘めています。

OOH広告がバズの起点となる主な理由として、「五感を刺激できる体験性」「通勤・通学中というある種油断した(リラックスした)状態での接触」「撮りたくなる&シェアしたくなる設計」の3点が挙げられるのではないでしょうか。
特に、交通広告は「そこにいた自分にしか体験できない」という希少性を伴うため、面白い、新しいと感じた情報を積極的に写真に撮り、他者にシェアしたくなる心理が働きます。
実際に商品を体験した人がSNSで感想を共有することで、広告では伝わりにくいリアルな口コミ効果が期待できるのです。

交通広告の効果を最大化するには? 新商品の出稿戦略の考え方

新商品のローンチは、限られた期間内にいかに多くの認知と関心を獲得できるかが成功の鍵を握ります。交通広告を最大限に活用し、短期間で効果を最大化するためには、戦略的な思考が不可欠です。ここでは、スケジューリングとターゲティングの観点から、考えを掘り下げていきます。

リリース日から逆算したスケジュール設計

新商品の発売日に合わせて交通広告を効果的に展開するためには、各工程のリードタイムを正確に把握し、余裕を持ったスケジュール管理が不可欠です。

交通広告の出稿プロセスは、アイデア発想からクリエイティブ制作、各鉄道会社や媒体社によるデザイン審査、そして実際の広告掲出に至るまで、一定の時間を要します。Web広告と比較して掲載までに時間がかかるのが一般的で、申し込みから掲載まで2週間から1ヶ月ほどの期間が必要とされています。
そのため、比較的小規模なものでも1ヶ月半~2ヶ月前には準備(媒体選定、代理店選定、クリエイティブ企画など)を開始するのが望ましいと言えるでしょう。

「いつから準備を始めるべきか」という問いは、単に媒体のリードタイムだけでなく、新商品の「情報解禁戦略」とも密接に関連します。広告の掲出タイミングだけでなく、情報解禁のタイミングまで含めた統合的なコミュニケーションプランニングが重要です。
また、人気のある駅や媒体、特に大型ボードやジャック広告は、数ヶ月前から予約で埋まっていることが多いため 、新商品のローンチ日が決まったら、できるだけ早い段階で媒体の空き状況を確認し、仮押さえをすることが成功の鍵となります。

ターゲットの「生活動線」や「購買導線」から出稿エリアを選ぶ

新商品のターゲット顧客が日常的にどのような経路で移動し(生活動線)、どこで購入を検討・決定するのか(購買導線)を深く理解することが、効果的な広告掲出エリア選定の第一歩です。

重要なのは、新商品の広告が、単に多くの人に見られるだけでなく、「買ってくれそうな人」に「適切な場所・タイミング」で見られること。この「生活動線」と「購買導線」の分析は、単に物理的な場所を選ぶだけでなく、ターゲット顧客の心理状態や情報ニーズが変化するポイントを捉え、それに合わせた広告メッセージを設計することにも繋がるのです。

人流データ(曜日・時間帯・属性)を使った選定方法も

近年、スマートフォンの位置情報などから得られる人流データを活用し、よりデータドリブンなエリア選定が可能になっています。これにより、特定のエリアや駅、時間帯における通行量、滞在時間、さらには利用者の属性(年代、性別、興味関心など推定)を分析し、新商品の広告掲出場所やタイミングを科学的に決定することができます。

これらのデータを活用することで、これまで「見えなかった」消費者のリアルな行動パターンを可視化し、新商品広告における機会損失を減らし、潜在的な需要を発掘する強力なツールとなり得ます。例えば、「平日の午前中に特定の趣味を持つ人々が意外な場所に集まっている」といった発見があれば、そこにピンポイントで広告を出すことで、競合が見逃しているチャンスを掴むことができます。

さらに、人流データと他のデータ(例:POSデータ、SNSの投稿データ、天候データなど)を掛け合わせることで、より精緻なターゲティングと広告効果の予測、さらには新商品の需要予測にも繋がる可能性があります。
これは、交通広告を単なる認知媒体から、より戦略的なマーケティングツールへと進化させる可能性を秘めています。感覚や経験だけに頼らない、客観的なデータに基づいた広告戦略の立案を可能にし、新商品プロモーションの費用対効果を高めることに貢献できるのです。

出稿までの手順とチェックリスト

交通広告への出稿は、初めての方にとっては複雑に感じられるかもしれません。しかし、基本的な流れと注意点を押さえておけば、スムーズに進めることが可能です。ここでは、出稿までに必要な準備とスケジュールについて解説します。

出稿までに必要な準備とスケジュール

交通広告を初めて出稿する企業が最低限理解しておくべき出稿フローは、一般的に「媒体選定 → 見積もり → 審査 → 制作 → 掲出」という流れになります。

  1. お問合せ・媒体選定・ご相談:
    まず、広告を出したい目的(新商品の認知拡大、ブランドイメージ向上など)、ターゲット層、希望する期間、おおよその予算などを明確にし、広告代理店や媒体社に相談します。この段階で、新商品の特性やプロモーション戦略に合った媒体(駅ポスター、デジタルサイネージなど)の候補を絞り込みます。
  2. 広告の空き状況確認・見積もり・お申込み:
    希望する媒体の空き状況を確認し、見積もりを取得します。内容に合意できれば正式に申し込みを行い、枠を抑えます。
  3. デザイン制作・意匠審査:
    広告クリエイティブ(デザイン)を制作します。自社で制作する場合もあれば、代理店に依頼する場合もあります。制作されたデザインは、鉄道会社や媒体社による意匠審査を受けます。公共の場に掲出されるため、表現内容については各社が定めるガイドラインに基づいた審査が行われます。
  4. 広告物制作・納品:
    デザイン審査を通過したら、実際の広告物を制作します(ポスター印刷、デジタルサイネージ用動画作成など)。完成した広告物は、指定された期日までに媒体社や代理店に納品します。
  5. 広告掲出・掲載確認:
    契約期間に基づき、広告が実際に掲出されます。掲出後は、多くの場合、掲出状況を証明する写真などが提供されます。

制作物のフォーマット、審査基準、NG事例など注意すべきポイント

交通広告の制作物には、媒体ごとに指定されたフォーマット(サイズ、素材、データ形式など)があります。これらは事前にしっかりと確認し、遵守する必要があります。

審査基準は、公共性を重視するため厳格に設定されています。一般的にNGとなる事例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 特定の政治的・宗教的主張が目的のもの
  • 公序良俗に反するもの(過度な性的表現、暴力的な表現、差別的な表現など)
  • 虚偽または誤認を与える可能性のある誇大広告
  • 他者を誹謗中傷する内容や、著作権・肖像権などを侵害するもの
  • 青少年保護の観点から不適切なもの
  • 鉄道事業の安全運行や駅利用者の利便性を損なう可能性のあるもの

審査には時間がかかる場合や、デザイン修正が必要になるケースもあるため、スケジュールには余裕を持たせることが肝心です。

交通広告で「記憶に残る新商品プロモーション」を実現するために

新商品のプロモーションにおいて、交通広告はデジタル広告だけではリーチしきれない層に訴求できる点や、SNS拡散との相乗効果が見込める点が大きな魅力です。効果を最大化するには、スケジュールとターゲティングを踏まえた戦略的な設計が不可欠。初めての出稿でも、本記事のノウハウを押さえれば、話題化につながる一手を打つことができるでしょう。

はじめて交通広告を検討される方は、ターゲットやエリアの選定、広告の形態や制作まで、ぜひ私たちに春光社にお任せください。駅や車内など、リアルな場でこそ多くの人へダイレクトに響く広告を展開し、貴社の新商品の認知拡大やブランドイメージ向上につなげます。

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