公開日:2024.03.13
ラッピング(wrapping)とは、包装すること、特にギフトやプレゼント用の商品などを美しく包装すること。
または箱などに入った商品を、更に見栄えの良い紙で包んだりする包装紙や包装材などのことを言います。広告においても、屋外の建造物や様々な乗り物等の全体または部分的に特殊な専用フィルムでラッピングする事により宣伝効果が得られる「ラッピング広告」という手法があります。
「ラッピング広告」とは、OOH(Out Of Home)広告の一種で、乗り物においては交通広告の中のひとつとして数えられます。
建造物としては、ビルの外壁や足場シートを利用した「ビルラッピング」、駅構内の壁面や売店、柱等、決まった設置場所でのピンポイントな展開となります。
乗り物では、公共交通機関である飛行機、電車、バス、タクシー、またトラック、営業車等のボディーを利用した「車体(機体)広告」と呼ばれ、乗り物の移動範囲内でのエリアでの展開が可能です。
その地域の公共機関や場所を広告でラッピングすることにより、日常的な接触回数が増え、的確に届けたい地域住民や利用者の人々に対してアピールする事が出来るため、地域ターゲティング性の高い広告媒体と言えます。
とにかく、目立つ、インパクトが大きい広告として、視認性が高く、多くの人々の目に留まり、強制的ではなく外出した際に自然と目に入ってくる広告として嫌悪感を持たれ難い広告かと思われます。
逆にそれだけ都市景観や交通安全に配慮したデザインが求められる為、広告デザインは各自治体や交通事業者等において厳しい審査基準が設定されています。
景観を配慮という上では、「過度に派手なデザイン」、「暴力的な印象を与えるデザイン」、「繰り返し」、「文章の多用」等は避けるべきデザインの例となります。
乗り物では、主に自動車運転者等に対して距離感や平衡感覚を惑わしたり、ストーリー性のある四コマ漫画や映像表示、文字表記が縦書き、車体後部に文字表記が多い、また絵柄や文字が過密、電話番号やホームページアドレス等が記されている等により注意力を散漫にさせるもの、過度に鮮やかな模様、色彩を使用したもの、身体の一部を異常に強調するもの、等々がデザイン規制の対象となります。
※乗り物によってはデザイン出来ない場所や面積の制限があります。
ラッピング広告に掛かる費用としては、広告媒体費、広告デザインの製作費(サイズや掲出場所で異なる)、貼付、撤去等に掛かる施工費(施工の難易度や材料で異なる)等が掛かります。
屋外や掲出場所によっては、雨風や日焼け等によるフィルム劣化の恐れから長期間掲出の場合には再製作が必要となる可能性もありますが、その掲出状況や期間に応じて耐久性や剥離性を加味した最適な専用フィルムを使用します。
とにかく大きなインパクト、目立つ広告をという事であれば、是非この「ラッピング広告」もご検討されては如何でしょうか?
ご希望の地域やターゲットによってラッピングする対象の建物や場所、乗り物をご紹介させて頂きますので、まずはご相談下さい。
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