公開日:2023.12.27
最近ではかなり身近で色んな事に活用される様になった「QRコード(Quick Response)」ですが、広告にも使用される事が増えてきました。
「QRコード」とは、スマホなどのカメラをかざして情報を読み取れる技術の事で、1994年に株式会社デンソーウェーブが開発した日本発の技術です。
利用にあたっては手続きや費用が不要、仕様もオープンソースといって一般公開されている為、ガイドラインさえ守れば誰でも作成し利用が可能な為、様々なシーンに応用されており、世界的な普及が進んでいます。
似た様な技術としてバーコードがありますが、記録できるデータの種類、情報量が大きく異なります。
店舗で扱っている殆どの商品に表示されているバーコードが記録できるデータは、国や値段等の情報を意味する数字のみなのに対し、QRコードは数字に加えて文字も記録することが出来、更に画像、音声データを埋め込む事も可能です。
バーコードはレーザーや特殊なセンサーで読み取るため、専用の読み取り機が必要となりますが、QRコードは自分の持っているスマートフォンがあれば誰でもカメラからデータを読み取ることが出来る為、一般的でより身近な技術としてスマートフォンの普及とともに様々な用途に利用されています。
※バーコード:数字やアルファベットをコード化した太さの異なる縦線を横方向に並べている為、「一次元コード」とも呼ばれます
※QRコード:縦と横に配置した点(ドット)からなる為「二次元コード」とも呼ばれます
数字で伝えられる商品の料金等の情報だけでは無く、漢字・かな文字、英数字が記録できる事で商品名や生産年月日、商品概要、写真、音声データ、サイトやアプリのURLへの誘因により、読み取った人だけが得られる特別な情報や画像、クーポン等、プレミア感を付随させた利用者への商品PRが可能となります。
上記クーポンを利用して頂く事により、利用者の詳細、日付、店舗、クーポンの種類等の利用実績データが得られる為、今後の効果的なマーケティングに繋がります。
QRコードの導入事例としては、商品の検品や棚卸しの際の在庫確認、物流管理では商品の発注から納品までの進捗状況の把握、映画やコンサート、スポーツ観戦等において紙チケットに代わる電子チケットとして使用する事で、入場管理がスムーズになり、チケット発行や発送に掛かる費用や時間の削減、そして、今では利用できる店舗も急速に増えているキャッシュレス決済への使用で、レジでの現金でのやり取りを減らし、レジ列解消にも役立っています。
最近では電車の車両ドアにQRコードを貼り付け、駅ホーム頭上に設置されたカメラからQRコードを読み取る事で、ホームドア開閉位置の検知用としても使用されています。
このように利用範囲が広がる「QRコード」は、限られたスペースや時間の制約がある広告媒体では、クライアントの考えや商品の情報や説明を全てお伝えするのは難しい為、足りない情報を補う目的で、より詳しく知って欲しい、掘り下げて欲しいという場合の手段として最適です。
但し、電車の中や駅構内の掲出場所によっては、QRコードを読み取る行為が他の利用者の迷惑、流動阻害に繋がる事から広告媒体によってQRコード記載の可否がございますので、各広告の実施をご検討の際には合わせてお問合せ頂ければと思います。
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