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データ入稿って大変...。

公開日公開日:2023.05.31

皆さんこんにちは。

いきなり私事ですが、2023年4月をもって、交通広告業界5年目へ突入することとなりました。


前職が映像編集の仕事でしたので、最初は畑違いで大丈夫かなと不安でしたが、色々な人に教えてもらい何とか5年目を迎えることができました。

今、自分が担当している業務の内容はいくつかあるのですが、一番前職の経験が活きる業務というのが「データ入稿」です。

デジタル媒体は入稿すれば終わりという手軽さが売りなのですがこの入稿データ作成というのがなかなかの煩わしさ…。

私自身も前職の編集会社で様々なメディアに納品(入稿)するデータを作成しておりました。

テレビの場合は、HDCAMやBETACAMという古のテープに収録して、チェックして、ラベル作ってといった工程を毎日行っていました。

納品物はマシンルームという部屋で作成していたのですが、温度上昇によるシステムダウンを防ぐために冷蔵庫並みの温度設定になっているため、タイプ数が多かったり、長尺のものだったりすると朝方まで震えながら作業をすることもありました…。

しかし、今ではテープ入稿を廃止し、データで入稿になったということなので、幾分か楽にはなったのだろうと思います。


もちろん、交通広告(車内サイネージや駅サイネージ)のデータも作成しておりました。

交通広告は音が出せないことがほとんどのため、音を削除し、テロップを作成するといった作業を行うのですが、当時アシスタントだった私もこれぐらいは任せて頂けました。

このテロップ入れというのも、監督によってこだわりがあり、使用するフォントや文字間の塩梅、テロップを配置する位置など何度も何度もやり直しをくらいました…。

しかし、出来上がりの映像を見ると驚くほど気持ちの良い配置。プロの技に感動したことを思い出します。


さて、自分語りでかなり脱線してしまいましたが…

何が言いたいかというと、入稿データ作成って大変だということです。

    ・電鉄によって仕様が違う

    ・電鉄によって入稿確認にかかる時間が異なる

交通広告においては、上記2つが大きな理由です。


使用しているモニターや伝送システムによって、仕様や仕様確認にかかる時間が変わるのですが、特に仕様の部分は電鉄によって微妙に異なるのが非常に大変です。

こっちの電鉄はCBRでこっちの電鉄はVBRで…

こっちの電鉄はMPEG2でこっちの電鉄はWMVで…

こっちの電鉄は10Mbps以内でこっちの電鉄は10Mbps以上で…

といった形でいつも頭が混乱します。


一度データを修正しても、今度は違う項目で引っ掛かるなんてこともしばしば。

入稿デッドを過ぎると入稿遅延費が発生することがほとんどですので、せっかく厳しい審査もクリアしたのにタイムオーバーになってしまうなんてこともあります。


お手軽に交通広告を実施して頂けるデジタル媒体ですが、クライアント様側も制作者側も代理店側も入稿がネックになっているということもあるかと思います。

そんな中、救世主ともなり得るサービスが2019年に誕生いたしました。

それが、「TADSS(タッズ)」と呼ばれるものなのですが、日本全国24社局(※)のサイネージ入稿に対応したプラットフォームとなっております。

※2023年4月現在


対象の媒体はHP等でご確認頂きたいのですが、これによって入稿が非常に楽になりました。

標準仕様データという大き目のデータを用意してもらいシステムに投入すれば、放映予定の媒体用入稿データに一括変換してくれる優れもので、媒体ごとの入稿仕様書と照らし合わせて、一つずつデータを作る必要がないのです。

(未対応の媒体もございますので、対応かどうかはお問合せください。)


しかし、2019年にリリースされたもののあまりこの画期的なサービスが利用されることは多くなく…

恐らく認知度の問題なのですが、今後どしどしご活用頂き、どしどしご出稿ご検討頂けますと幸いです!

弊社でもTADSS変換可能ですので、お気軽にお声がけくださいませ!

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メディア部 加藤

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