公開日:2017.10.12
更新日: 2024.08.15
今回は車内ビジョンについてご紹介します。
普段全く電車に乗らない人は車内ビジョンってなに?となると思います。
簡単にいえば電車のドアの上に設置されていて、
CMなどのコンテンツを表示しているディスプレイです。
知っている方は、電車が混み過ぎてスマホも触れないとき
仕方なく見てしまう「アレ」ね、と分かると思います。
■どれぐらい普及しているの?
デジタルサイネージ市場の広がりに合わせて
電車のビジョンも徐々に増えてきています。
最近は技術が進歩してきているためか、昔に比べて綺麗に
映像を放映することができ、広告媒体としての進化を感じます。
首都圏で車内ビジョンで広告媒体化されているのは以下の路線です↓
・JR(セット、単線売り)
・東京メトロ(セット販売のみ)
・東急(東横線、田園都市線、大井町線、目黒線のセット販売)
・西武(池袋線、新宿線のセット販売)
・京王(本線、井の頭線のセット販売)
・小田急
・京成(スカイライナー)
・相鉄
・横浜市営地下鉄(グリーンライン)
・埼玉高速鉄道
上記は首都圏の媒体運用状況ですが、地方はやはり車内ビジョンの
設置が進んでいない傾向が強いように思います。
ただ、今年度に入って関西エリアでも新しく車内ビジョンの
広告媒体がリーリスされるなど、徐々に導入が進んでいます。
関西の状況はこちら↓
【続々登場!】関西エリアで車内ビジョンが増えてる訳
■広告料金はどれぐらい?
多くの車内ビジョンは月~日の1週間枠での販売が基本です。
広告料金にもかなり差があります。
一番高い車内ビジョン:JRのセット 450万円(1週間)
一番安い車内ビジョン:埼玉高速鉄道 15万円(1週間)
単線のみで放映されるものは比較的安いですが、複数の路線を
ネットワーク化したものは接触者数が増えるため、料金も上がります。
また、車内ビジョンは車両に入れ替えによって徐々に導入されます。
最初は設置率が低いので料金が安く設定されますが、導入が進むにつれて
設置面数が増えて料金も上がるケースが多いです。
昔は気軽にできる広告料金の設定だったけど、面数が増えると
料金が高くなって予算的になかなか設置できない、という話も。。。
車内ビジョンの種類やメニューは様々なので、ご予算や期間に応じて
複数ある広告メニューのなかから最適なものをご提案致します。
■リアルタイムで配信できるの?
よく質問をいただくのが、リアルタイム配信の可否です。
ネットワークから映像をリアルタイムで配信できるのか、
皆さん気になるようです。
リアルタイム配信が可能になると、速報性の高い情報が
表示できるため注目度も高まると想定されます。
結論から言うと、残念ながらできません。。。。
技術的には可能なケースもあるのですが、交通広告では事前の審査が
必要になるため、リアルタイムでは配信できないのです。
逆に、審査が済んだ素材を時間ごとに配信することは可能です。
月曜日の○時~水曜の○時は素材A、水曜日の○時以降は素材Bの
ようなパターンを事前に組んで配信できます。
内容によって追加でオプション費用が発生する場合があり、
複雑すぎる内容だと対応できない場合があります。
■どれぐらい表示されるの?
車内ビジョンはロールの設定があります。
ロールとはコンテンツのかたまりで、それを繰り返し
放映するのが通常の配信パターンです。
1つのロールには広告枠以外に、ニュースなどのコンテンツや
鉄道会社からのお知らせなども含まれます。
ロールの長さは路線ごとに異なり、6分のものもあれば、
20分の路線もあります。
1ロール6分であれば、1時間に10回表示、20分であれば
1時間に3回表示されるということになります。
基本的にどの車内ビジョンも始発から終電まで
ロールを繰り返し放映しています。
■表示回数は何回なの?
よく聞かれる質問ですが、表示回数は以下の式で算出できます。
始発~終電までの時間 ÷ ロール分数 × 日数=総表示回数
ただ、実際は何面に表示されるの?という質問をいただいた場合、
正確にお答えするのが難しくなります。
全部でディスプレイが何面設置されているかはご案内できます。
1両のディスプレイ面数×1編成の車両数×編成数=全ディスプレイ数
ただ、実際に全編成のうち何編成が稼動しているかが日によって
全く異なるため、純粋に放映されている面数が出せません。
■広告を実施する際のスケジュールは?
一般的な進行スケジュールは以下となります。
ご提案:ご希望の内容に合った媒体をご提案します。
↓
お申込:実施が決定しましたらお申込をいただきます。
弊社で動画制作を行う場合はご要望を伺ってご提案を行います。
弊社で動作制作を行わない場合は入稿仕様書をお送りしますので、
その内容に従って放映する動画コンテンツの制作をお願いします。
↓
審査(放映開始約3週間前)
⇒放映する映像素材をいただき鉄道側で審査を行います。
回答に2~3営業日ほどかかります。
↓
放映約2週間前:入稿
⇒仕様に基づいたコンテンツデータをご入稿いただきます。
↓
放映開始(通常は月曜日~)
■他の媒体と比べたメリットは?
じつは、屋外で強制的に視界に入る動画媒体ってあまりないんです。。。
駅にもビジョンがありますが、基本的に縦型なので一般的な
動画素材を使えるという点では車内ビジョンに軍配が上がります。
繁華街などによく設置されている屋外ビジョンなどがありますが、
やはり見る人が限られてしまい、広域での訴求は難しいです。
また、駅も屋外ビジョンも基本的には通行しながらの視聴になるので、
車内ビジョンのように立ち止まってみるほうが内容の理解度が高まります。
テレビCMは車内ビジョンよりも多くのターゲットにリーチできますが、
そのぶん価格も高く設定されています。
動画を多くの人に見てもらいたい!という場合に使い勝手の良い媒体だと思います。
春光社で動画制作も可能です!
お持ちのポスターや看板、チラシなどの印刷物のデータから動画化します!
詳しく知りたい方は下記リンクをご覧ください。
動画制作ページはこちら■実施するときに気をつけることは?
入稿の締切期限を過ぎると、緊急対応費ということで
別途追加料金が発生する場合があります。
稀にいらっしゃるのですが、入稿期限にルーズなお客様ですと
本当に追加で数十万円の費用をご請求する場合があります。
特段の事情がある場合は仕方ないと思いますが、それ以外は
可能な限り入稿期限をしっかり守りましょう!
■知っておいたほうが良い情報は?
車内ビジョンは広告料金が割安になるタイミングがあります。
電車に乗る人が減る年末年始や夏休みなどの期間は特別な
価格が設定され、普段より割安で実施できることがあります。
車内ビジョンの詳細資料やセール情報などにご興味ある方は
ぜひお問合わせいただければと思います。
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お問い合わせはこちら営業部 新井
大手プロモーションを得意としてます!
春光社で営業として10年ほどを過ごし、テレビ、新聞、金融、不動産など、 様々な業種を担当した経験から、引き出しの多さに自信があります。 目的に合った媒体の選定から少し変わった展開方法など、お客様の ニーズに合わせた最適なプランをご案内致します! 趣味は自転車(ロードバイク)と熱帯魚の飼育、好きな食べ物はカレーと焼きとんです。