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OOH広告の効果測定を成功させる方法|調査設計・事例・費用まで解説

公開日公開日:2025.04.24

OOH広告の効果測定を成功させる方法|調査設計・事例・費用まで解説

OOH広告は、通勤や買い物の途中など、生活導線上で自然と目に入るメディアとして、長く活用されてきました。
しかし、オンライン広告ほど直接的なクリックやコンバージョンが追いにくいことから、「効果が見えづらい」と感じている方も少なくありません。

そんなOOH広告も、現在は定量的な調査が進化しており、どれだけの人が広告を見たか、どう思ったかなどを具体的な数値で把握することが可能になりました。本記事では、私たち春光社のアンケートモニターを使った定量調査の方法と実際の事例、効果測定を成功に導くためのポイントなどをご紹介します。

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これまでの効果測定

これまでは、OOH広告の「到達率」を使って、想定リーチ数を推定する方法が主流でした。
たとえば、ある路線の利用者数×電鉄が発表している広告到達率=推定リーチ数、という算出方法です。

例:JR山手線の中づり広告の場合

  • 山手線の利用者数:1,581万人
  • 中づり広告の到達率:約48.6%
  • 1週間の想定リーチ数:1,581万人×48.6%=768万人

このように見なしのリーチ数をベースに「おおよそ768万人くらいが見たはず」と推測していました。
もちろんこの方法も初期検討や大まかな比較には役立ちますが、実際に掲出した後の「どれくらいの人がどんな印象を持ったか」「その後行動したか」は定量的に見えにくい部分がありました。

アンケートモニターで定量的に効果測定が可能

そこで私たち春光社が提供しているのが、アンケートモニターを活用した実測型の効果測定です。
具体的には、広告掲出中にそのエリアを利用した人にアンケートを実施し、「広告を見たかどうか」「見てどう感じたか」「何か行動したか」などを確認します。

スクリーニング調査 → 本調査

  1. スクリーニング調査(例:10,000サンプルなど)
    「広告期間中に○○駅を利用した人」「バス停A周辺に足を運んだ人」など、広告に接触しうる人、つまり調査対象となる人を抽出するための調査
  2. 2本調査(500サンプル程度)
    スクリーニングで絞った対象者に対し、広告接触の有無・印象・行動変容などをさらに深堀りしてヒアリング

こうした二段階のアプローチにより、本当にその広告を見た人と、まったく見ていない人を比較できるため、広告の認知度や好感度がどの程度変化したかをより正確につかむことができるのです。

実際の効果測定事例

たとえば、バス停広告を掲出していた際に実施したアンケート調査の事例では、

広告到達率:約64.5%

  • 特に20代で7割近くが「見た」と回答
  • 逆に60代以上では約4割が見ておらず、若年層と高齢層で広告接触率に差が出る結果に

この数値から、

  1. 主要ターゲットが若年層なら有効だという手応え
  2. 一方で高齢層に届けたい場合は、別の導線も検討する必要

など、効果が見えづらいと思われがちなOOH広告であってもPDCAを回せるようになります。
たとえば、「接触回数が増えるほど購入率が高まるか?」「次はどの駅(バス停)を狙うとよいか?」などの戦略を立てやすくなるのです。

アンケート実施の流れ

1. 調査項目を決める(約5営業日)

  • 広告到達率や広告の印象、広告接触後の行動変化(検索・購入など)
  • 企業認知度を追いたい場合は継続的な調査がおすすめ

2. 調査設計・審査(1~2営業日)

  • プロのリサーチャーが設問や回答者数に矛盾がないかチェック
  • セグメント分けや調査ロジックのアドバイスも可能

3. スクリーニング調査→本調査を実施(約5営業日)

  • 対象エリア・期間を利用した人を抽出
  • 抽出メンバーへの本調査で詳細を確認

4. レポート作成・提出(約5営業日)

  • 集計結果をもとに、広告到達率や年代別の認知度、好感度などを可視化
  • 社内外への効果説明、改善施策の立案に活用

アンケート実施料金

アンケート調査の料金はスクリーニング調査10,000サンプル、本調査500サンプル、全5問の基本プランで約20万円~が目安です。
設問数や回答者の増減、どのようなセグメントで調べるかによって変動しますが、OOH広告の出稿に合わせてちょっと調べてみたいというご要望でも対応可能です。

基本プラン例

  • スクリーニング:10,000サンプル
  • 本調査:500サンプル
  • 設問数:5問
  • 費用:20万円~(レポート込み)

OOH広告は費用規模もそれなりに大きくなりがちな分、後の戦略立案に役立つデータを得るためにも、広告効果調査のオプション追加をご検討ください。

OOHの効果測定を成功に導く3つのポイント

目的・KPIの明確化がすべての起点

OOH広告には、認知度を上げる、ブランドイメージを植え付ける、店舗への誘導を図るなど、さまざまな目的が考えられます。そのため、「何をゴールに設定するのか」をあらかじめ明確にしておくことが、効果測定を成功させるカギです。

もし認知獲得が主目的であれば、視認数やSNSでの言及、アンケートでのブランド想起率などが測定指標になります。一方で購買促進が目的なら、来店率や売上データ、クーポン使用数といった行動指標を追うのが適切でしょう。
このように目指すゴールが違えば、必要となるデータも自ずと変わります。初めてOOHに取り組む際は、段階的にKPIを設定して少しずつ評価範囲を広げていく方法が安心です。

商材の特性に合った媒体を選ぶ

OOH広告は駅構内や車内、街頭ビジョン、ラッピングカーなど、その種類が豊富です。
高単価な商材であれば、まずは利用者の興味を喚起しながらしっかりと印象を残す広告が必要とされます。反対に日用品や飲食など、比較的短いタイミングで購入が行われる分野は、コンビニやスーパーなど実際に足を運ぶ導線上で繰り返し目に触れるほうが効果的かもしれません。

また、時間帯によるターゲットの移動状況も意識が必要です。デジタルサイネージを使えば朝夕の通勤時に合わせて広告を切り替えることも可能で、より細かい時間軸で商材と視聴者のマッチングを図れるでしょう。バスや電車内での広告は、乗客が移動中に何度も視界に入るため、記憶に残りやすいという特徴もあります。

専門パートナーと連携し、戦略的に進める

OOHの効果を最大化し、測定結果を適切に活用するには、専門知識を持った広告会社や測代理店と連携するのが近道です。
実際に各駅や路線の利用者データをどのように組み合わせれば良いのかなど、ノウハウを共有してもらえるので出稿の失敗リスクを減らせます。

OOHの広告戦略から効果測定まで、春光社にお任せください

私たち春光社は、OOHをはじめ交通広告に特化した代理店です。
約100年の歴史で培った知見と分析ノウハウをもとに、効果を最大化する広告戦略をご提案します。ターゲットやエリアの選定、広告の形態や制作まで一貫して対応可能ですので、交通広告の出稿を検討される方はぜひ私たちに春光社にお任せください。
駅や車内など、リアルな場でこそ多くの人へダイレクトに響く広告を展開し、貴社の認知拡大やブランドイメージ向上につなげます。

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駅や電車、バスなどの交通メディアを駆使し、お客様のブランド認知やターゲット層へのアプローチを支援しています。 長年の経験をもとに、最適な広告プランを考え、お客様のニーズに合わせた柔軟な対応で、常に最前線の交通広告を提案いたします!

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