公開日:2019.02.25
更新日: 2024.08.14
車内広告をご検討されている方へ基礎として知って欲しい!編
今回は車内媒体基礎編第2弾。
「乗り入れ」についてお話しようと思います。
同じ路線でもその時々で、違うお顔・違う色の電車に乗っている・・という経験はございませんか?
その不思議、このコラムを見れば謎解きできるかもしれません。
私自身、入社するまで知らなかったこの“常識”。(笑)
正確に知っておけば、必要に応じてチョイスできますし、選択肢も広がります。
また、交通広告の代理店に「お、この人知ってるな!?」と思わせられるかも?!しれません。(笑)
ぜひ最後までお読み下さい!♪
第一弾もぜひお読み下さい!↓
車内媒体基礎編:1車両と1編成の違いってナニ?! https://shunkosha.co.jp/column/ad_relation/17721/乗り入れってナニ?!
「乗り入れ」とは、複数の路線や電鉄をまたがって列車を運転することで、「直通運転」とも言います。
単語はなんとなく聞いたことのある方、いらっしゃるのではないでしょうか?
いまいちピンとこない!という方、東京メトロ半蔵門線を例に挙げて、ご説明させていただきます。
東京メトロ半蔵門線は「東武スカイツリーライン」と「東急田園都市線」に「乗り入れ」しております。東京メトロ半蔵門線の駅は渋谷~押上まで。
東武スカイツリーラインは押上~南栗橋/久喜まで。
東急田園都市線は渋谷~中央林間まで。
駅を管轄している電鉄としては3つに分けることができますが、線路としては繋がっているんです。
電鉄が代わっても乗換の必要はなく、目的地へ向かうことができます。
と、いうことは!
この線路を走る電車は、東武の車両、メトロの車両、東急の車両が混在しているということになります。
押上でも渋谷でも中央林間でも、例えば東武の車両が走っている、ということが普通にあるんです。
半蔵門線ユーザーの方は、この車両、見たことはございませんか?
実は、東京メトロ・東武・東急の車両です。
車体を良く見れば電鉄ロゴが入っているので、それで判別することも可能です。
各電鉄の車両は自分の管轄を超えて日々走っているのです。
この「乗り入れ」、広告をご検討される際にも、とても重要なポイントとなります。
乗り入れている電鉄の間で、車内広告の価格調整が厳密に行われているわけではなく、
メトロで出稿すると高いけど、別の乗り入れ路線で出稿すると安い、といった現象も起こっているんです。
これは、知っていて損はないお得に出稿できる裏ワザです!
例えば、東京メトロのステッカーは全線セットで1ヶ月750万円です。
路線別のバラ売りはせず、全線セットの料金です。
しかし、半蔵門線に乗り入れている東武車両のステッカーはなんと1ヶ月18万円。
料金だけ見ても「安い!」と思ってもらえるかと思いますが 前述したとおり、この車両もまた東急まで走るので、なんとコスパのよいことでしょう!!と感動モノです。
もしかしたら、乗り入れ本数が少ないんじゃない?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね・・。
東武の車両のメトロ半蔵門線/東急田園都市線への乗り入れは4.2本に1本。
渋谷駅で通りすぎる電車を観察したら、約4本に1回は東武の車両に遭遇する計算となります。
私は結構穴場でお得感のあるよいメニューだと思うのですが、みなさんいかがでしょう??
今回は「乗り入れ」についてお話させていただきました。
分かりそうで分かっていなかったこと、知っていれば広告のご検討に役立つこと、 今後も少しずつご案内してまいります!
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