公開日:2020.03.18
企画マンあるあるの話ですが
まぁー、年間のボツ企画の多いこと。
1ボツ企画500マイルに換算すれば、
生涯マイルで、ハワイを往復できそうです。
しかもファーストクラスで。
そんな、しこたまある門外不出のボツ企画を
恥ずかしながらいくつか紹介しますね。
ボツ企画をネタにする企画マンは私くらいかと
思いますが・・・。
■単語帳中づり(中づり貸切電車)
英会話学校への提案でした。
中づりを単語帳に見立て、おもて面は英文、
裏は日本語訳での展開です。
企画マン的なこだわりは、
1車両はすべて違うコピーにすることと、
単語帳のリングを金属にすることです。
(私の学生時代の単語帳は金属リングでした。)
制作サイドに相談したら、
「リングを金属にしたら えっらい重くなりまっせ!」
と言われてしまいました。
「まじかー!」
私のこだわりはあえなく撃沈。
最終的には、金属素材を 厚手の紙にプリント&円型加工。
「なんちゃって金属リング」 で着地しました。
ちなみに日本語コピーは
「若い若いと思ったら周りが若い」
英訳すると
「Thought I was young, I am the oldest around here.」
アラフィフの心の声です。
巨大辞典が出現!(銀座駅の今はなき移動ボードの特殊掲出)
ラノベ作家の作品展告知です。
作品の多さを辞典で表現しました。
発砲スチロールで型を作成。
辞典の表紙部分はリアル感を
演出するため高級布を貼ります。
辞典の中面はシート貼り。
こだわりはポストイットでしょうか。
ポストイットには、展示会の日程や場所などを
手書きっぽい文字を印刷します。
実は、駅に立体物を置くのは至難なのです。
実施の際は、『人が寄りかかっても倒れない構造』という
構造計算が必須になります。
その観点から言うと「ボツでよかった💛」と、
当時は思っていました。
■「衝撃に強い!スマホ」(フロアー広告)
アウトドアに最適なスマートフォンの広告提案です。
「そんなに強いんだったら、みんなに踏んでもらおう!」
ということで、ターミナル駅のフロア広告を提案しました。
透明な塩ビシートに巨大なスマートフォンと
キャツチコピーを印刷します。
小ネタなのですが、透明なものに
クリエイティブを印刷する場合は、
データ作成時にレイヤーで白版を、
その上にスマートフォンとコピーを配します。
スマートフォンのフロア広告。
踏みしめてみたくないですか?
ボツ企画を3つご紹介しましたが、
最近の交通広告のトレンドも、ご他聞にもれず
「バズる」&「映える」です。
交通利用者は絶対数が多いので、
変わった施策を展開すると、わりとすぐに
反応してくれるんです。
ツイッターユーザーが。
掲出後、エゴサーチで
「つぶやき」を見るたびに
一喜一憂するのは私だけでないはず。
「ボツ企画でマイルが貯まれば」なんて、
非現実的なことは考えず
「バズる」&「映える」をモットーに
「つぶやき」を糧に
これからもがんばります!!!!
お問い合わせはこちら企画部 watanabe