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地獄の校正

公開日公開日:2020.03.11

皆様 こんにちは。

今回は、サインボードの制作に係わるお話です。


何事も便利な時代になりまして、

ある日の事、得意先の担当者様より連絡があり・・・


担当者:「〇月〇日に〇〇駅のサインボード、意匠変更したいんだけどなぁー」

わたくし:「はい、承知致しました」

担:「データ既に手元にあるからこれからそちらに送るよ」

わ:「問題なく開けるか確認しておきます。初校はいつまでに必要ですか?」

担:「データなりに出力してもらえば良いので校正いらないよ」

わ:「それではこのまま進行させて頂きます」


そうなんです。

フィルムがアップされるまで得意先と一度も顔を合わせることなく、

すべてが完結してしまいます。


後は、施工業者様へフィルムを納品して取付→意匠変更完了です。

但し当流れは、極端に楽な事例となりますが・・・


ここからは、むかし、むかしのお話です。。。

わたくしはバブル時代当時、営業職で某テレビ局を担当しておりました。

主に、年間で4クール(4、7、10、1月)時期が一番の稼ぎ時となりますが、

1クールで、主に新番組のドラマ3本分の意匠変更が有ります。

これに加えて時には、バラエティ・2本、スポーツ・1本、合計6本分と怒涛の

制作に掛かります作業が舞い込んで参ります。

当時の制作に関する流れといたしまして、クラウドサービス等の入稿形式は存在しなく、

情報(主に CD―R 等)にデータを落とし込んだ素材をデザイン事務所へ引取りに行く事になります。


更にこれ以前の入稿方法は、版下(はんした)、ポジ等によるものでした。

ご興味のある方はこれらの用語を検索してみてください。


各番組ごとに、取り扱うデザイン事務所が異なる場合が多く、最大で6ヶ所へ出向く事となります。

当時、デザイン事務所の所在は重要で、ステータス感を出す為に、

(わたくしの偏見ですので関係者の皆様、大目に見てください)

住所が、港区南青山、港区六本木、渋谷区表参道、中央区銀座等、名だたる地に構えていました。


しかし、たしかに住所だけ拝見致しますと「さすが、クリエイティブ感がうかがえるな」と

思いましたが(これもわたくしの偏見です)中には最寄り駅より遠かったりするため、

特に夏場は地獄と化していました。

場合によっては、3校までもつれ込む事案もあり、当然3往復を強いられる事となりました。

同時に得意先の各担当者様へも同じように校正を届けますので、1番組で最大6往復を強いられる事となります。


現在は、データ上で何でもできてしまいますので便利な世の中になりました。

校正のやり取りは、バイク便でラクラク♪

なんだか、おじさんの回顧録的な内容となって参りましたのでこのあたりで終了とさせて頂きます。

またして今回も弊社取扱いの商品販売セールスに繋げるにはほど遠い内容となってしまいました。


最後までお付き合いを頂きましてありがとうございました。

営業部 はんぺん

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