公開日:2018.02.21
電車に乗ると扉の横や窓に広告ステッカーが
貼ってあるのをよく見ますよね。
女性目線から言うと、目に入りやすく、
女性ターゲットの商品が多いのが特徴です。
東京メトロのメディアデータによると、
広告到達率は女性が45.1%、男性は42.8%になり
車両メディアで広告到達率が男性を上回る唯一の媒体です。
ちなみに、広告到達率とは広告掲出期間中に
広告を見たまたは見たような気がする人の
割合です。
がしかし・・・・。
ステッカーは、実は広告屋泣かせなんです。
ステッカーで一番大事なのが『不燃であること』です。
これは国交省の「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」で
決められています。
余談ですが、不燃といっても全然燃えないというわけではありません。
建築基準法における不燃の定義によると
①燃焼しないものであること
②防火上有害な変形、溶融、き裂その他の損傷を生じないものであること
③避難上有害な煙又はガスを発生しないものであること
この3つを満たした上で加熱時間の長さでわかれます。
・不燃材料:加熱開始後20分
・準不燃 :加熱開始後10分
・難燃 :加熱開始後5分
そうです。ステッカーの材料は一番基準の高い
『不燃』を要求されています。
だから印刷費が高いんですよー。。
しかも通常のポスター印刷より納期もかかります。
そしてもう1つ大事なのは作業員さんの効率性です。
限られた時間内に少人数で作業するため、「剥がしやすさ」を
求められます。
一口に剥がしやすいと言っても作業的には2工程になります。
まずは、現在貼ってあるステッカーがはがしやすいこと
そしてこれから貼るステッカーが、台紙から剥がしやすいことです。
上記を踏まえて裏面の糊は再剥離可能なもので、
台紙には耳をつけることが求められます。
が、しかーし・・・・。
関西圏は違うんです。(←ここポイントです!)
関西は「耳」ではなく、裏に縦型のスリットを入れる
必要があります。
しかも関西は厳しく規格外だと絶対に受け取って
くれません。。
関西と関東を実施する場合は要注意です!!
大変なことばかり並べたので
ステッカーをためらう方も続出かもしれません。。。
でも広告主様サイドから見るとメリットが沢山あります。
まずは、広域でブランディングをしたいお客様には、
最適な媒体です。
ステッカーの掲出期間は1ヶ月で月初スタートがほとんどです。
しかもサイズも165mm×200mmで、全国どこでもステッカーは
このサイズが適応されます。
つまり同一日に同一の意匠で同一期間の実施ができます。
作業の進捗状況で全く一緒とはいかないのですが、ほぼ一緒にできます。
関西と関東で台紙の処理が違うものの、
同一クリエイティブを同じタイミングで
広告展開ができるのはブランディング訴求の上で
とても大事な要素になります。
ちなみに2016年度で広告出稿ランキングは・・・
1位:サントリーホールディングス
2位:リクルートホールディングス
3位:パナソニック
4位:キリンビール
5位:マイナビ
どの企業も多くのブランドを抱えているお客様で
テレビCMと同様、マスメディアとして
ステッカーをご利用頂いています。
首都圏のJRや東京メトロのステッカーは全線しばりがあるため、
高額になりますが、ご予算によって私鉄でも首都圏に乗り入れしている/p>
路線があるためご提案できるかと思います。
ご興味のある方は交通広告のプロ集団である春光社に、
是非お問い合わせください。
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