中づりはただ『ポスター』を吊るものでない！

今更ですが、中づり広告って電車の中の広告で異質を放っていませんか？
ポスターを天井から吊り下げるって中々斬新ですよね？笑
  今では中づり広告という媒体も世間一般で周知されているとは思いますが、
もし、電車広告を初めて見るという方がいたら
中づり広告の特質さに驚いてしまうかもしれませんね。
 
しかしそんな中づり広告も近年は、
交通広告のデジタルサイネージメディア化などの影響により広告費が減少しています。
  数年前までは中づり広告といえば、出版社のようなイメージも
強かったとは思いますが、レギュラー出稿していた出版社が
次々と中づり広告の出稿を止めていたりと、中づり広告にとっては
厳しい状況にあります。
 
ですが、最近、毎年恒例の箱根駅伝に関する中づり広告が
テレビに取上げられて非常に注目を集めました。
私も年末にそのニュースを見て、面白いことをしているな～と
感心しておりました。
 
そのクリエイティブがこちらです！
 
■箱根駅伝


               
広告貸切電車の中づりですが、
箱根駅伝に出場する各大学のたすきを綺麗に並べ、
あえてコピーなどは使わずにしたのも狙いです。
パッと見なんだろ・・となりますが、すぐに箱根駅伝ね！
と連想することができるクリエイティブで話題を集めました。
 
箱根駅伝の中づりのように、近年ではポスター以外の
『モノ』を吊り、SNSなどで話題を集めています！
 
スマホが普及して、SNSが発達してきた今だからこそ
中づり広告の展開の仕方も消費者の変化に対応しているのかなと感じます。  
それでは、話題を集めた中づり広告を一挙にご紹介します！
 
■パディントン2

 
               
映画「パディントン2」のプロモーションの一環として、
パディントンのぬいぐるみを吊るという大胆な中づり広告でした。
これはパディントン・・あざといですね。笑
『かわいい』を狙ったプロモーションは女性に受け、
SNSで拡散されるなど見事にヒットしました。
   
■西川産業

             
  ふとんが中づり広告になる時代がやって来ましたね！
本物の羽毛を使用しているみたいなので、
乗客に触ってもらいたい、も狙いだったのではないでしょうか？
紙や動画では決して出せないリアルを中づり広告として
タッチポイントにしたのは画期的だな~と感心してしまいました。
   
■大磯ロングビーチ
  こちらは一見、普通のポスターにも見えますが…


                 
実は素材が通常のポスターとは異なり、反射加工を施しています。
「あれ、広告中の画に光が差しているように見える・・」と
お気づきになられたのではないでしょうか？
こちらのクリエイティブは中づり広告と照明の位置関係を利用して
照明の光もクリエイティブに取り入れるというデザインです。
めちゃくちゃ緻密に計算されています！デザイナーさんの発想力に感服です！
   
このコラムのタイトルである通り、中づり広告は
今やポスターを吊るだけの媒体ではなく、象徴するアイテムなど、リアルな『モノ』を吊る媒体へとなりました。
SNSが発達した今、消費者は日常生活の変化を
SNSに投稿（報告）したいという習慣がついています。
そのネタとして、中づり広告を面白く活用してみてはいかがでしょうか？
 
面白い展開をご希望される方はぜひ、春光社にお問合せください！
   
お問い合わせはこちら