公開日:2022.04.13
こんにちは。メディア部の加藤です(・∀・)
突然ではございますが、2022年3月8日にJR東日本からこんなお知らせがありました。
“2022年3月25日に山手線31番目の駅開業”
驚きました。
こんなステルス開業あるんかい、と。
しかし、それもそのはずでした。
よくよく見ると、開業する駅というのは、バーチャル空間上の駅「Virtual AKIBA World」とのことです。
※こちらの画像は開発中のものとのことです。
これは、秋葉原の駅や街、さらには電車をバーチャル上に再現し、スマホやPCから誰でも簡単に遊びに行けるという空間です。
しかもこれまたかなり忠実に再現されているようなんですよね。
詳しい内容はこちら
このバーチャルな世界というのは今話題の”メタバース”というものらしいのですが、これまで何となく聞いたことあるなーぐらいで、難しそうな内容なので敬遠していた話題でした。
今回このニュースを機に勇気を振り絞って調べてみたのですが、知らない間に技術はすごい勢いで進化しているんですね…。
いろいろと驚かされながらも、わくわくしてきました。
ただ、私にはメタバースについての細かい説明はできないと判断しましたので、今後こういったバーチャルな駅や街ができていった際に、我々の扱う交通広告業界でできたら面白いなということを3つ考えてみました。
(知識不足はご容赦ください…。)
①リアル×バーチャルの広告枠セット販売
こちらは、今回JR東日本と連携してプロジェクトを進めている、NTTドコモによるバーチャル空間でのホーム、車両と広告のイメージを拝借したものです。
リアルの世界でも馴染み深い「車体広告とホームドアシート広告」ですね。
今後メタバース内でも広告枠が設けられるようになるとは思うのですが、リアルとバーチャルの同じ場所の広告枠を同時実施ということもあるのではないでしょうか!
ちなみに、メタバース内で土地の売買もされているようなのですが、約4億円で取引されたなんてニュースもありました。
バーチャルな世界ではどんな風に場所の価値が評価されるのか分かりませんが、リアルではパッとしない駅もバーチャルの駅ではめちゃくちゃ人気が高いなんてことがあれば、リアルの駅の方も注目されるようにもなりそうですね。
②リアルではできないダイナミックな展開!
現実世界ではできないようなことができてしまうのが、バーチャルの良いところでもあります!
つい先日では、バーチャルで再現された渋谷のスクランブル交差点で、アーティストがライブを行うというバーチャルならではのイベントも行われていました。
特に、リアル交通広告で懸念される要素「流動阻害にならないか、事故の原因にならないか等」については、あまり考えなくてよくなるのではないかなと思います。
ということで、リアル×バーチャルの広告展開を行っていく中で、リアル空間ではタッチポイントとして展開しつつ、バーチャル空間の中ではバーチャルでしかできないド派手な展開をする!
といった棲み分けができそうですね!
ちなみに、こんなことできたらいいなと個人的に思うのは、
・ゴリゴリに装飾した車体広告を掲出する
・車内の広告ジャック+車内コンサートを開催する
・飲食店の告知ポスターに近づくと匂いや味がしてくる
などなど。可能性は∞ですね!
ただ、メタバース内も無法地帯というわけにはいかないので、法整備がされるとできないことも出てきそうではありますが…。
③営業ツールとしてのメタバース
交通広告は、現地に行ってみないとなかなか媒体イメージがつかなかったり、ジャック展開をしてみたい!と思っても、どんな感じの没入感があるのかというのがイメージつかなかったり、というもやもやがあったりすると思うのですが、お客様との打ち合わせの際に「ちょっとこの媒体見てみましょうか!」とおもむろにヘッドセットをつけて、バーチャルの世界でアバターのまま媒体見学をするなんてことが起こるようになるかもしれません!
「ちょうど今新宿でジャック展開やってるんで見てみましょう!」なんていうラフな感じで媒体の印象を掴んでもらえるツールになれば、より交通広告にも興味を持ってもらえるようになるかもしれません。
今後上記以外にも色々と可能性は広がって行きそうな気がしていますが、バーチャルの世界とうまくリンクさせることで、交通広告の価値を再発見するいいチャンスになるかもしれません!
まだまだメタバース黎明期といえる時期ではありますが、今後の展開に期待が高まりますね!
もちろんリアルの交通広告に関してもお手伝いさせて頂ければと思いますので、お気軽にお問合せ頂けますと幸いです!
よろしくお願いいたします!
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