公開日:2022.03.30
駅のプラットホームと電車が走る軌道を仕切るホームドア。最近では設置されている駅が多くなり、もうあるのが当たり前になってきました。
とは言え、未だ東京都内でも未設置の駅は少なくありません。
ホームドア未設置の駅で、ホーム幅が狭かったり、電車遅れでホームに人が溢れていたり、酔っ払いが多かったり、そんな状況の中、先頭で電車を待つのは、ちょっとした恐怖を感じますよね?
必要以上に後ろが気になったり、重心を後ろに意識したり、少し斜めに立ってみたり・・・。
今ではもう日常的に無くてはならないものになってきています。
日本で設置されているホームドアは、大きく2つのタイプに分かれます。
まずは天井まで密閉(少し隙間がある半密閉式もあり)され上部にも支えられているフルスクリーンタイプですが、厳密にはこの形式を「ホームドア」と呼ぶそうです。
もう1つ腰~胸程の高さで床面のみで支えられている可動式ホーム柵、ホームゲートとも呼ばれるタイプです。
両者を総省して「ホームドア」と呼んでいます。
過去に起きた線路転落等の様々な事故をきっかけに、安全面を考慮したホームドアの必要性が高まり、早期の普及が叫ばれるようになりました。
鉄軌道においては1991年の営団地下鉄(現在の東京メトロ)南北線のホームドア全駅設置が、その後の新規路線におけるフルスクリーンタイプ導入促進の引き金となりましたが、既存路線としては、駅の継続的な利用をしながら、コスト面も抑えるためにも、既存のホームに後からドアを設置するケースが圧倒的に多く、ホームの基礎にかかる圧力を少なくするためにはなるべく高さを抑える必要性や、車掌が目視でホーム監視をし易くする為等から、後者の可動式ホームドアが多く採用されています。
駅構内においてホームという所は、駅利用者が電車を待つ為に暫く足を止めて滞留するので、電車を待っている間は対面する軌道内の壁面を見る事になり、そこに設置されたサインボードや大型ボード、サイネージ等の広告が自然と目に入ってくる場所になりますが、ホームドアが設置された事で、利用者の安全が確保された反面、その向こう側にあった広告は駅によっては半分くらい隠れ、今までのような視認性が確保出来なくなり、広告価値の下落、今後の存続にも影響を及ぼす厳しい状況となってしまいました。
この状況を少しでも解消する為、各電鉄では各広告媒体の位置を上部に再設置したり、透過性のホームドアを採用したり、それでも解消しきれなければ広告料金を値下げする等して試行錯誤の対応をしていますが、それにより掛かる膨大なコスト、広告料金値下げによるマイナス面を少しでも補うべく、このホームドアを利用した戸袋へのステッカー広告やサイネージを設置する等、新たな広告媒体の開発を模索、販売を進めています。
駅構内で繰り返し利用し、足を止めてじっくり広告を見て頂けるホームはやはり最良の場所ですので、ホームドアとの距離も近い事から、認知効果だけではなく、読み込む広告、情報量の多い広告にも向いていると思います。
ホームドアのステッカー広告としては、各電鉄1社でのジャック販売が主となっておりますので、新商品や各種イベント、店舗OPEN、不動産物件案内等の告知等々、様々な分野において幅広くリーチ出来る広告としてご利用頂けます。
電車に乗る直前に広告情報を認知する事で、電車に乗ってからの移動時間中その情報についてスマホで検索して調べたり、検討したり、次の行動を促すことに繋がると思いますので、是非ご検討してみて下さい!
お問い合わせはこちらメディア部 M