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世界のぶっ飛びPR事例を日本で実現するとどうなるか。

公開日公開日:2022.02.21

こんにちは。

春光社は主に交通広告を取り扱う代理店ですが、駅や屋外のスペースでの企画やPR施策のご提案もしております。


お客様から、企画の提案依頼を頂く際に「今までに見たことも無いようなおもしろい何か」「SNSで拡散されそうなインパクトのある何か」といったお題を頂く事多くもあり、

(何かってなんやねん・・・!!)

と企画チームと頭を悩ませることも多いです。


そんな時に海外の面白広告展開事例を参考にしてみるのですが、海外の尖った事例を日本で応用するとなると日本では様々な規制や障壁があり、そっくりそのまま実施することはほぼ無理です。


なので、最近見かけた海外ぶっ飛びPR事例を日本で実施すると、どんなことが起こるのかあらためて考えてみることにしました。


先日ニュースサイトを見ていたら発見した、タイでのPR事例で考えてみます。


・某動画配信サービスのオリジナルコンテンツ(ゾンビ系作品)PR事例

こちらはタイのバンコクで展開された事例で、学校内でゾンビウイルスが蔓延する学園ホラー作品の告知案件です。


ぶっ飛び展開の概要としては、オリジナルのラッピングをしたスクールバスでの展開なのですが、バスのボディ部分は血まみれの加工が施され、窓面は全てサイネージとなっています。


サイネージには制服をきたゾンビ学生たちが窓を叩いている映像が映し出され、今にも窓を割ってバスから出てきそうな臨場感のある演出がされています。


街中を走行していたバスが、急に停車したと思いきや、いきなりドアが開いて中から本物の特殊メイクをしたゾンビ学生たちが飛び出してくる仕掛けです。


その場に居合わせた人たちは唖然としながらもスマホで動画撮影をしたり、状況が呑み込めず呆然としている人の姿も見受けられました。

(※こちらのページではニュースサイトのURLやリンクは貼れないので、ぜひお時間がある方は「バンコク ラッピングバス ゾンビ」とかで調べてみてください。)


たとえばもし渋谷で展開するとなると・・。


管轄の警察署に道路占用許可を取り(そもそもまず許可が下りないでしょうが・・。)

一部を交通止めにして、さらに万全の警備体制のもとで実施となります。

恐らく出来たとしても万人に恐怖感を抱かせないようなマイルドな感じのゾンビにしなきゃいけないだろうし、あと細かいところですが、道路交通法により、動いているバスで動画素材の放映はできません。


スクールバスから突然ボロっとした制服を着た演者さんがゾロゾロとスタッフに先導されて一列になって出てきても、何が起こってるのか分からないドキドキ感やインパクトはあまり出せないのかなあと・・・。


そんなに規制が厳しいなら許可取りしないでゲリラ的にやっちゃえばいいんじゃないの??と思うのですが、


以前耳にした噂話なので、真偽のほどは不明なのですが、かつて許可取りをせずに超人気歌手によるゲリライベントを実施してしまった企業があったようですが、行政の指導だけでは済まなかったということがあったそうです。


広告に携わる身としては様々な経験や実績を重ねて、より企画力・提案力をつけていきたいものですが、まだ前科は付きたくないところです。


様々な規制の中でいかにインパクトのある展開が提案できるかが、代理店の腕の見せ所なんだろうなあとしみじみ思う今日この頃です。

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営業部 MM

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早いもので入社6年目、とはいえオーバー60世代が現役バリバリで活躍している 交通広告業界内ではまだまだヒヨッコです。 業種問わず様々なお客様とやり取りをさせて頂いておりますが、何故か企画提案案件が多いです・・・! 趣味は音楽鑑賞とお酒です。 最近はクラフトビールにはまってしまい、コレステロール値が爆上がり・・・。 体型維持のために暗闇で絶叫しながらチャリを漕ぎまくるジムに通ったりしているもののあまり効果が見えません。 音楽が好きなので休みの日はあらゆるフェスやライブに繰り出しては朝から晩まで酒を飲む日々を過ごしています。

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