公開日:2021.09.27
今回は交通広告における規制緩和について書きたいと思います。
交通広告は駅や電車など非常に公共性の高い場所に掲出されるため、様々な規制があります。
しかし、ここ最近は規制に大きな変化が出てきているのです!
これまで広告が出せなかったものが出せるようになったり、できなかった展開ができるようになったりしています。
■どんな規制があるの?
交通広告ではそもそも、どんな規制があるのかをご説明します。
大きなものは業種に関する規制と表現に関する規制の2点。
なお、規制の詳細な内容は鉄道会社ごとに異なるのでご注意下さい。
・業種などに関する規制
広告主の業種に応じて様々な規制があります。
一番厳しいのは特定の業種に該当するとそもそも出稿ができないというものです。
例えば、連鎖販売取引を行っている広告主については基本的に出稿することができません。
出稿はできるが、実施する広告の種類に制約がある場合もあります。
例えば、墓地や納骨堂の駅看板を見たことがある人はいますが、駅ジャックしているのを見た人はいないと思います。
規制業種に該当する場合、この媒体は実施OK、この媒体は実施NG
といったことが決められています。
・表現規制
次に、広告表現に関する規制があります。
交通広告も公序良俗に反する表現の広告を掲出することはできません。
具体的には肌の露出度が多い表現、血などの暴力的な表現などは審査に引っかかる可能性が極めて高いです。
交通広告独自の規制としてはQRコードの表記があります。
車内の広告については広告の中にQRコードを記載することがNGになります。
これは、電車内でカメラを起動して撮影することにより盗撮と勘違いされるトラブルが想定されるためです。
また、駅の媒体でも階段付近や点字ブロック付近はQRコードがNGです。
人の流動を阻害する可能性が高いためです。
■規制緩和が加速
冒頭にも書きましたが、ここ最近は各鉄道会社の規制が緩和されています。
やはり、コロナウィルスの関係で広告販売が不調のため、規制緩和をして少しでも広告の売上をアップしようという思惑だと想定されます。
規制をする際はもっともらしい理由をつけますが、広告の売れ行きが悪くなると緩和されるというのも何か釈然としないきもします・・・
最近の規制緩和のトレンドは以下の3点!
① QRコード関連
上記でも紹介しましたが、車内でNGのQRコード規制が緩和される流れが出てきています。
2021/8/27に京急では車内媒体におけるQRコードの規制緩和が発表されました。
② インターネット異性紹介事業
業種規制で出稿がNGだった、いわゆる『マッチングアプリ』関連の出稿が一部解禁されました。
東京メトロや相鉄では特定の条件をクリアした場合、これまで広告出稿ができなかった『マッチングアプリ』の告知が可能です。
③ 応援広告
アイドル応援広告など、ファンがお金を出して広告をするものについてこれまで出稿できるのは一部の電鉄に限られていました。
実施できる場でも規制によりOKな媒体がかなり限定されていたという事情がありました。
ここにきて、西武や東急など、これまで応援広告の出稿がNGだった電鉄も部分的に解禁し始めています。
※ほとんどの場合、期間限定で試験的に規制緩和です。今後、規制が元に戻る可能性もあるますのでご注意ください。
■今後の予測
今後も販売状況が低調で推移すると、規制緩和がさらに加速する可能性もあります。
これまでは難しかった展開や広告をできなかった業種ができるようになるので、話題性やインパクトは大きいです。
過去に出稿を検討してあきらめた経験がある場合、今はチャンスかもしれません。
ぜひ交通広告をご検討下さい!
※実際の出稿可否、規制の有無についてはお問合せ下さい
お問い合わせはこちら営業部 新井
大手プロモーションを得意としてます!
春光社で営業として10年ほどを過ごし、テレビ、新聞、金融、不動産など、 様々な業種を担当した経験から、引き出しの多さに自信があります。 目的に合った媒体の選定から少し変わった展開方法など、お客様の ニーズに合わせた最適なプランをご案内致します! 趣味は自転車(ロードバイク)と熱帯魚の飼育、好きな食べ物はカレーと焼きとんです。