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電車の広告作業(中づり編)

公開日公開日:2020.09.02

皆様 こんにちは。


今回は、中づり(なかづり)の交換作業に係わりますお話です。


日々生活を送る中で、移動手段に電車を利用されている方は多いのではないでしょうか。

最近は、乗車と同時にスマホをチェックされている方を多く見かけますが車内の天井から

ヒラヒラぶら下がっているアレ、そう「中づり広告」をついつい目で追いかけてしまった

経験は有りませんか?


東京の場合、2日間から7日間と結構な頻度で広告が入れ変わっています。

わたくしは、週刊誌の広告に目を通しただけであたかも1冊読み終えたつもりに

なってしまいます。


あの中づり広告は誰がどのように交換しているのでしょうか。


まず作業場(ポスター納品場所)でポスターの両面をホチキス留めしたのち1両分を

ホルダー順に組み込み、1編成分ごとにまとめ、一度に運べる量のポスターを

トートバックを改造したようなタスキ掛けの袋に詰め込んで作業へと向かいます。


各ホルダーはナンバーで管理されており、何番が〇〇広告の掲載箇所と決まっていますので、

1編成の先頭と最後尾のどこに乗車しても、1両の掲載箇所は同じとなります。


作業自体は車庫等ではなく主に営業時間内の始発駅で発車時刻が来るまでの

折り返し待ち時間のあいだを利用して交換する場合がほとんどとなります。


各電鉄共に作業員による作業方法がよりスムーズに行えるよう

独自の工夫がなされていますので、その違いを見比べてみるのはいかがでしょうか。


流れといたしまして、ミニ脚立らしきものの上に立ってホルダーをパタンと開いて

古い広告を回収しつつ新しい広告へと交換してホルダーをパタンと閉じる作業を繰り返します。

因みに、ホルダーの内側にはピン(つめ)のような突起物がついていて、そこへポスターを

仮止め(刺す)してホルダーを閉じるので閉じる際にポスターが落下したりホルダーから

ズレたりすることは有りません。


わたくしも何度か入替え作業の場面に遭遇しましたが、次々と素早く交換していく様子はまさに職人技です。

思わず見入ってしまいました。


概ね、午前のラッシュ時をさけた13時頃より作業開始となる場合が多いようです。


車輛の種類にもよりますが、1両を交換するのにおおよそ数十秒、1編成交換完了までに

5分とかからないと思われます。


最後に余談となりますが、中づりの広告料金を比較致しますと一番高価なのが、

JR山手線群(山手・常磐・横須賀・総武快速・つくばエクスプレス)で

7日間・3,750枚・4,300,000円。一番安価なのが、大井川鉄道で7日間・8枚・2,000円

(何れも B3 サイズ)となります。


今回も弊社取扱い商品の販売セールスに繋がるか若干の疑問を感じつつ・・・。


最後までお付き合いを頂きましてありがとうございました。

営業部 はんぺん

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