公開日:2022.04.11
皆さんは通勤や通学、あるいは買い物など電車を利用される際駅構内や電車内で多くの広告に触れていると思います。
電車内は一定時間そこにとどまっている事からその中で掲出している広告は印象が残りやすいですよね。
電車内にはビジョン広告や中づり広告、まど上広告など多数の広告商品がありますが、今回はステッカー広告を取り上げてみたいと思います。
一口にステッカー広告と言っても実は多くの種類があるのをご存じでしょうか?
ステッカーの形状や掲出位置などの分類で商品設定している事が多いのですが、鉄道会社や車両の形によって様々です。
また、女性専用車両のみに掲出されるステッカー広告を商品設定している鉄道会社などもあります。
大多数の鉄道会社が共通して商品化しているのはドア横(ここではドアガラスも含む事にします)ステッカーとツインステッカーなどでしょうか。
私の記憶が正しければ、ドア横ステッカーはステッカーの中では最も古くに商品化された広告で、ツインステッカーは1990年代後半くらいにJR東日本で初めて商品化された広告です。
どちらも人が滞留しやすいドアまわりに掲出されていて、目線に近い高さから視認性に優れ、掲出期間も1か月間単位と中長期間の訴求となる事から、商品認知などに非常に効果的な広告です。
ではどんな業種の広告出稿が目立っていたのかを簡単に振り返ってみます。
先ずドア横ステッカーですが、以前は製薬会社による出稿が非常に目立っていました。
現在も目にしますが、春先は花粉症対策、冬場は風邪対策、年末は忘年会などの飲み会対策として胃薬等々季節季節でニーズの高い商品を扱っている事から、その商品の認知度アップのために欠かせないメディアであった事が想像できますね。
その後は飲料や消費材、コスメなどの出稿が目立つ時期もありましたが、最近では出版社の出稿が最も多いのではないでしょうか。
特に出版社は書籍など多くの告知素材を持っている事から、一度に複数の広告枠を買って広告展開するというケースも見られます。
以前は中づり広告の主力業種であった出版社ですが、時代の変化とともに出稿メディアは変われど交通広告の出稿を続けているのは我々にとっては有難いですね。
次にツインステッカーですが、立ち上がりから数年間はプレイステーションなどのゲーム機本体やゲームソフトの告知等ゲーム関連業種の出稿が非常に目立っており、多い時期だと広告枠の大半を占める事もあったような気もします。
その後携帯キャリアや携帯端末などの出稿が増えていき(ガラケー全盛時代の頃です)
人材関連業種が大半を占める時期へと繋がっていきます。
現在は人材関連業種だけではなく出版や携帯アプリ等々出稿業種は多肢にわたるようになりました。
こうして振り返ると時代の変遷とともに出稿業種が変化してきましたが、多くの広告主の皆さんに評価されてきた商品なんだなと改めて感じました。
車内ステッカーも含め車内ポスターメディアは車両のその場所にいれば必ず出会える広告です。
動きのあるビジョン広告とは違った魅力があるんじゃないでしょうか。
今後は皆さんも車内ポスターに是非注目してください。
また、もう少しお話を聞きたい方は春光社までご連絡を!
お問い合わせはこちらメディア部 媒体マン