公開日:2021.07.07
最近、広告業界(?)をざわつかせているジオターゲティング。
簡単にいうとスマホの位置情報を活用したマーケティング手法です。
スマホで位置情報を取得できるのはGPS、Wi-Fi、Bluetoothなのですが、
メインはGPSになります。
よくアプリ開いたときなど、位置情報の許諾画面がでてきて
「位置情報の利用を許可する」をぽちっとすると、
マーケティングに活用されます。
法治国家日本においては、個人情報と位置情報は紐づかないし、
個人を特定できませんので皆さんご安心くださいね。
あるジオターゲティングの会社に聞いたところ
ジオターゲティングのユニークユーザーは
日本全国で2000万人存在するとのこと。
マーケティング活動には十分な人数ですよね。
そしてここからが本題です。
交通広告業界には救世主(?)的なジオターゲティングの
活用について語らせてください。
交通広告業界にいる人なら誰もが言われる
「効果がわからない!」というフレーズ。
そうです。ジオターゲティングは交通広告の効果が
かなりの高精度でわかるんです。
(日本においては、エリア内にいる人のすべてを計測するのは
不可能なので、計測値をベースにして推測値を算出します。)
そして交通広告の効果が把握できるのは、
❖広告の推定接触者推計値
❖接触ユーザーの属性(推定性別・年代)
❖接触後の行動(アプリダウンロード数・Web流入数)
制約があるものの、接触後の行動を追えるのは画期的ですよね。
がしかし!!
交通広告接触後の行動の効果測定に関しては<私的に若干疑問が残ります。
人間の購買行動はAISAS(私が若かりし頃)、
コンテンツマーケティングが主流の昨今ではDECAXというらしいのですが、
商品を認知してから、購買行動までには購買意欲の醸成フェーズがあります。
ジオターゲティングでの交通広告の効果測定でweb流入やアプリダウンロードの流入計測は
購買行動から考察すると、あくまでも「最後の一押しが交通広告」というだけで、交通広告の効果とは言い切れません。
交通広告は、あくまでもマスメディアなので、いかに多くの人に認知をしてもらうかが重要です。
交通広告において、ジオターゲティングは効果測定というよりは、追い広告配信が一番いいのでは?
と個人的には思っています。
広告に何度も繰り返し接触することによって、
だんだん好感度や評価などが高まっていくという効果を
ザイオンス効果というのですが、広告に7回接触したら
購買行動につながる可能性が高くなるそと言われています。
(セブンヒッツ理論)
認知を得意とする交通広告とジオターゲティングのメディアミックスにより、交通広告接触者に対して
丁寧な認知活動を追加していくことは、結果的にコストパフォーマンスの高い広告効果が期待でいるのでは?と思っています。
まだまだ可能性を秘めたジオターゲティング。
春光社ではジオターゲティングと交通広告の
最適なメデイアミックスプランをご提案いたします。
ご相談をお待ちしております。
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