公開日:2021.06.02
あと、2ヶ月を切ったのに先が見えない東京オリンピック。
決まった時はあんなにフィーバーしていたのに。
せっかくの国際的な祭典ですが、なんだかはっきりしないまま、気づいた時には終わっていたという事もありそうですね。
ちなみに、交通広告もオリンピックの時期にあわせて販売方法が変わります。
ただし、昨年と今年でだいぶ様相が異なります。
今回は東京オリンピック2020交通広告について、昨年度の施策と今年度の施策を比較しながら販売方法についてご案内したいと思います。
まず、オリンピックにおける広告ルールについて、抑えておきたい点は大きく以下の2つがあります。
・広告表現について
・広告エリアについて
■広告表現について
オリンピック・パラリンピックの開催に際して、莫大な協力金を支払うことで公式スポンサーになることができます。
逆に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会はスポンサーの権利を守り、独占的な広告権利を与えています。
公式スポンサーではない企業等が、オリンピックに関連する表現を許可なく行うことは、アンブッシュマーケティングとみなされ、制限されています。
オリンピックロゴ、オリンピック選手の映像などはもちろんダメですが、オリンピック関連商品やオリンピックのイメージを流用した表現も規制対象に入りますのでご注意ください。
■広告エリアについて
オリンピック会場とその他注目度の高いエリアは、あらかじめ日本オリンピック委員会で枠を買い取って、スポンサーが利用する形になります。
・競技場=セキュリティエリア内→広告掲出なし
・エリア1=競技場の最寄駅→大会スポンサーのみ
・エリア2=利用者の多い、注目度の高い駅→一部大会スポンサー優先
事前に媒体社から発表された資料を見ても今年は昨年と比べると大幅に利用する駅数が少なくなっています!
エリア①
【東京メトロ】
2020年 11駅 外苑前、北参道、青山一丁目、明治神宮前(千代田線、副都心線) 九段下、竹橋、有楽町、豊洲、新木場、辰巳
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2021年 4駅 外苑前、青山一丁目、豊洲、辰巳
【JR東日本】
2020年 24駅 信濃町、千駄ヶ谷、有楽町、原宿、新木場、海浜幕張、さいたま新都心、北与野、笠幡、川越、浦和、東浦和、新横浜、伊東、宇佐美、関内、小机、葛西臨海公園、両国、上総一ノ宮、仙台、福島、多賀城、利府
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2021年 2駅 千駄ヶ谷、信濃町
【ゆりかもめ】
2020年 5駅 お台場海浜公園、台場、東京国際クルーズターミナル、有明テニスの森、新豊洲、豊洲
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2021年 4駅 お台場海浜公園、台場、有明テニスの森、新豊洲、豊洲
【りんかい線】
2020年 4駅 新木場、東雲、国際展示場、東京テレポート
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2021年 3駅 東雲、国際展示場、東京テレポート
エリア②
【東京メトロ】
2020年 渋谷2媒体、新宿1媒体、表参道4媒体、新橋1媒体、駅ポスターセット7媒体、MCVネットワークセット、駅デジタル2媒体、車両5媒体
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2021年 渋谷2媒体、駅ポスターセット5媒体【JR東日本】
2020年 東京3媒体、新橋3媒体、品川2媒体、渋谷4媒体、新宿7媒体、上野2媒体、吉祥寺、成田空港1媒体、駅ポスターセット5媒体、自動改札ステッカー全駅セット、デジタルシートセット3媒体、車両2媒体
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2021年 さいたま新都心1媒体
【ゆりかもめ】
2020年 新橋4媒体、車内2媒体
2021年 特になし
【りんかい線】
2020年、2021年 ともになし。
その他、各私鉄も2020年度は新宿、渋谷、品川駅などで多くの媒体がブロックされていましたが、2021年度はごく一部に限られている状況です。
*ただし、上記以外の媒体も日本オリンピック委員会が開催直前に利用する場合もあります。
まだ、オリンピック開催時のイメージは沸きませんが、少なくとも街中がオリンピック一色というわけにはいかないだろうな…と感じています。
とはいえ、オリンピックの東京実施は一生に一度あるかないかの機会です。
オリンピック公式スポンサーでなくとも、ターミナル駅等で広告出稿ができるチャンスがあります。
この時期にあわせて、見た人が元気になるような交通広告ポスターのご出稿をお待ちしています!!
お問い合わせはこちら営業部 永田
是非お気軽にお声がけください!!
交通広告に携わって十数年。 花も嵐も踏み越えて。。。 古いものから新しいものまで 何でもご案内しますので 是非お気軽にお声がけください!!