公開日:2020.02.17
2019年、個人的にかなり驚いたニュースがありました。
それは、「米国では2019年、アナログレコードが33年ぶりに
CDの売り上げを超えるだろう。」というニュースでした。
ここ数年、日本でもアナログレコードはひそかなブームになっており、
新譜をアナログレコードで発売するアーティストも増えてきています。
ただ、世界的に現在の音楽ビジネスは、ダウンロードでの楽曲購入や
ストリーミングサービスなどのデジタル配信が主流だそうで、
年々数字を伸ばしているそうです。
私はダウンロードで楽曲購入したりストリーミングサービスを利用したことは
一度もありません。今後も利用することはないでしょう。
もし、レコードやCDが絶滅したらその時はどうすれば・・・
交通広告においても、ここ数年各電鉄が競うように
デジタルメディアの開発、導入設置に力を入れています。
今ではデジタルメディアは交通広告の中心的な媒体になりつつあります。
駅構内を歩けば柱に設置されたビジョン、壁面に設置された大画面のビジョンから
絶えず動画が流れており、電車に乗っても車内に設置されたビジョンで様々な動画を
目することが出来ます。
大阪メトロでは、高さ4m× 幅40mの超巨大ビジョンも設置されました。
これからも多種多様なデジタルメディアがどんどん設置されていくことでしょう。
一方で、交通広告におけるアナログ媒体、中づり、まど上、駅貼りポスターの
紙媒体の売上は、デジタルメディアの台頭とともに年々数字を落としています。
私としては、この現状に若干の寂しさを感じてしまいます。
私は入社以来、メディア担当としてやってきました。
デジタルメディア導入以前は、紙媒体が主流でした。
その昔、中づり20枠のキャパに対して、発注が30本、40本なんてことは当たり前で、
代理店間で枠を交換しながら調整し、時にはジャンケンで!なんてこともありました。
毎日、パズルを埋めていくような作業をしていました。
枠が出来ない時はひたすら謝るしかなく、なんで謝らなくちゃいけないのか、
腑に落ちない時もありました。
かなり苦労したこともありましたが、今となってはいい経験ができたなと思っています。
このまま、紙媒体の衰退は止まらないのでしょうか?
紙媒体の復活はないのでしょうか?
デジタルでは表現できない、中づりやまど上、駅貼りポスターだからこそ出来る
クリエイティブもあるのではないでしょうか。
アイデア次第ではデジタルメディアに負けないインパクトを残すことも可能ではないでしょうか。
貸切電車を利用すれば、デジタルメディアと紙媒体の融合も可能です。
紙媒体復活の起爆剤になるようなアイデアを、私も無い知恵を絞って考えていきたいと思います。
あんなことは出来ないか?こんなことは出来ないか?など、過去の中づりや駅ばりの特殊事例など、
何かありましたらお問い合わせください。
お問い合わせはこちら余談ですが、最近私は踊れる昭和歌謡、俗に言う「和モノ」なレコードを探しては購入しています。
最後に和モノでオススメの1曲を紹介して終わりにしたいと思います。
黛ジュン♪ブラック・ルーム♪
この曲はシングルのB面として1968年に発売された、めちゃくちゃファンキーで、海外でも人気の楽曲です。
機会があったら是非聞いてみてください。
メディア部 大島