公開日:2020.01.08
みなさま、こんにちは。
いつも当コーナーをお目通しいただきましてありがとうございます。
突然ですが『マーキュリー像』をご存知ですか。
帝都高速度交通営団(愛称は営団地下鉄、現:東京地下鉄株式会社、
東京メトロの愛称でおなじみ)が設置したマスコットのことです。
日々、移動手段として東京メトロをご利用されている方のなかには
「あれ?何だろう?」と疑問を持たれたことはありませんか。
マーキュリーの本来の意味は、ローマ神話に登場する神、『メルクリウス』の英語名。
メルクリウスはローマ神話上で商人や旅人の守護神的な立ち位置にあったようです。
Freddie Mercury とは関係ありません・・・
さて、このモニュメントにはどのような意味が隠されているのでしょうか。
さかのぼります事1951年、彫刻家の笠置李男(カサキ スエオ)の手により
『戦後復興と伸びゆく若者の希望に燃えた感情を表現したい』との思いが
こめられてデザインされました。
如何にも昭和的な言い表し方ですね。
銀座駅入り口に設置されたのが始まりで、その後各主要駅の入り口へ順次設置されて
参りました。
そののち、駅改良工事等に伴い数が減少していますが、東京地下鉄(東京メトロ)へ
事業が継承され、現在でもいくつかの駅で見ることができます。
尚、現在14体が存在しており、うち12体はメトロ主要駅構内、残りの2体は東京地下鉄・
本社1階(所在:東京都台東区東上野)及び地下鉄博物館(所在:東京メトロ・東西線・
葛西駅・高架下)・入館口内に設置されています。
設置当初は金色に塗られており、その姿があまりに目立ち過ぎた故に
盗難が相次いだそうです。
(しっかりと台座に固定されているのに、どのような方法で持って行ったのでしょうか・・・)
その後、改めてブロンズ色に塗り直されたうえで再設置され、現在に至るようです。
わたくしが入社当時の自社封筒の表(おもて)面下個所には、会社名、会社ロゴ及び
所在等の情報と共に、マーキュリー像のイラストが印刷されていました。
東京メトロ指定代理店の中では唯一、マーキュリー像の使用が許されていたそうで、
当時の営団地下鉄と弊社との関係性の深さがうかがえるのではないでしょうか。
因みに、現在は封筒を含めまして本イラストを使用した備品類の存在が有りません。
わたくし的には若干寂しい思いです・・・
いかがでしたか。
今回も弊社取扱いの商品販売セールスに繋げるにはほど遠い内容となってしまいました。
最後までお付き合いを頂きましてありがとうございました。
営業部 はんぺん