先月の西日本を中心とした豪雨被害はまだ記憶に新しいところですが、
日頃のリスク管理を考える上で、お住まいの地域やお勤め先の街がもともと
どういう土地なのかを知る上で役立つのは、古くから残っている地名を参考に
するといいと言われます。
例えば東京の例で言うと、「築地」はもともと埋立地という意味で、1658年
に築地本願寺を建てるために埋め立てられたということですので、海抜はか
なり低いことが想像できます。
また、池袋はその昔、湿地帯で多くの池があり、その池が袋の形をしていた
ことに由来するということですので、もともとあまり地盤が強固な場所では
なかったようです。
昔ながらの町名をわけのわからないおしゃれな町名に変更するとか、市町村
合併で昔ながらの名称を今風のキラキラしたものに変えるとかという悪しき
風潮がありますが、地名はその土地の文化ですので古いものはそのまま残す
べきだと思うのですが、皆さんはどうお考えになりますか?
ということで、
地名に付随して、鉄道の駅名もその土地の特徴を表すもののひとつです。
副名称として「◯◯大学前」などという呼称がひとつの広告媒体にもなって
いて、これはこれでいいと思いますが、今週取り上げたのはまさに前代未聞
の駅名称のコラボレーション。
洒落が利いていてなかなかいいという声や、どうしちゃったの?という声や
世間の反応は様々ですが、世の中にはかなりインパクトを与えたようです。
ずっとキラキラした駅名になるよりはよっぽどマシ!と個人的には思います。