先日もAIによる自動運転の話題に触れましたが、AIに対しては世の中の期待
する気持ちと不安とがまだまだ拮抗しているような気がしています。
文系の私としては何となく概念的に理解しているつもりでも、実際に開発が
進んでくるとどんなことが起こってくるのかなかなかイメージしづらいとい
うのが正直なところですが、やはり多くの方が漠然とした不安を抱いている
のではないでしょうか。
そのひとつに、3年ほど前にオックスフォード大学が発表したAIの進化によっ
て10年後に消える職業・仕事の予測があります。
この中には金融アナリスト、レジ係り、苦情処理担当者などなるほどと思う
ものもあれば、首を傾げるものもあります。
確かに仕事のスキルの中で自動化できるものはコンピュータに置き換わって
いくという意味では、多くの仕事が人間の手から奪われてしまう未来という
のは不安以外の何ものでもないですね。
しかし、産業革命期に起きたラッダイト運動と重ね合わせると、技術革新が
結果的に所得の飛躍的な伸びと、生活の豊かさをもたらしたことから、世の
中を大きく変えるものには不安がつきまとうものの、AIによる技術革新は
人間社会にとってプラスの面が多いように感じるのですが、さて皆さんは
どうお考えになりますでしょうか?
ということで、
今週は先日発売されたGoogle Homeの事例を取り上げました。
インターネット関連のサービスや製品を提供している企業はプロモーション
に好んでOOHを用いますが、そのOOH自体はまだまだアナログ優位の世界。
しかし、デジタルサイネージにAIが搭載され、接触するオーディエンスデータ
の質や量によってクリエイティブを縦横無尽に展開できるなんていう日が来る
のはそう遠い未来ではない気もします。