先日ツイッターでフォローしている女性ジャーナリストのツイートを
眺めていたら、「単純接触効果が小池都知事の高感度を高める」という言葉
が目に止まりました。
社会心理学用語の「単純接触効果」あるいは「単純提示効果」は、人は視覚
的に接触する機会が増えると、人であれ物であれ、それへの選好性(好意度)
が無自覚に高まるというものです。
広告はこの原理を利用しているわけですが、キャスター出身の小池都知事は
このあたりを熟知していて、笑顔を振りまきながら当たり障りのないふわっ
としたコメントを発して、それを地上波が朝から晩まで流しているから自然
と支持率が高くなるのだ、ということを言いたかったようです。
正にその通りと思うのですが、ジャーナリストがこういうことに触れるのは
珍しいなと思いつつ、最近発表されたタレントの好感度調査のことを思い出
しました。
テレビを主戦場としているタレントにとって、テレビでの露出度というのは
それこそ生命線とも言えるもので、出演の多いタレントほど好感度ランキン
グの上位にランク付けされやすいということになります。
しかし、難しいのは個性豊かなタレントの方々は同時に反感も買いやすい
のか、好きなランキング、嫌いなランキングのどちらにも上位にランクイン
されている人が多いようです。
まあいい意味でも悪い意味でも注目されているということですので、仕方な
いことではありますが。。。
ということで、
今週は嫌いなランキング常連のあのお笑い芸人がキャラクターに起用された
屋外事例を取り上げました。
個人的にはけっして嫌いではないのですが、渋谷の屋外広告で大々的に展開
されると違和感を通り越して、破壊的なインパクトを感じてしまいます(笑)