先日、ある流通大手のデジタル担当の方と飲む機会があったのですが、
業界で話題の「Amazon Go」の視察に行った貴重な体験談を伺いました。
レジなし無人スーパーとして米ワシントン州シアトルにオープンしたこの
「Amazon Go」はアマゾンのAI技術を駆使した全く新しい形の無人小売店です。
詳細はネットで検索していただければと思いますが、買い物客はアプリと
アマゾンアカウントの設定をしたスマホを持っていれば、入店時に1回QR
コードをスキャンするだけ。あとは買い物バッグに好きな商品を入れて帰れば
正確に会計処理が行われるという驚きの仕組みになっています。
アマゾンはこの仕組の詳細を公表していませんが、店内はいたるところに
買い物客の行動を追跡するカメラやセンサーが設置されていて、
センシング技術とAIを用いたまさにラボ(実験室)といえます。
昨年の研究開発費がなんと2.4兆円で、AI技術の開発にも多くが投入されて
いるということですが、AIが人間の仕事を奪うのではないかと心配する向きに対し、
アマゾンが何を目指しているのか本当のところを聞いてみたいと思っているのは私だけではないと思います。
ということで、
何かと話題に事欠かないAIですが、今週はついにプロモーションにAI登場!
という事例をご紹介します。
いよいよ今夜開幕するワールドカップ・ロシア大会を放映するフジテレビが
製作したAI搭載ロボット「AIカビラくん」が交通広告にも登場です。
新宿メトロプロムナードのスーパープレミアムで、13日から17日の間設置された
「AIカビラくん」がイベント参加者と会話をして大会を盛り上げます。
AIと会話する機会は貴重。
ご興味のある方はぜひ新宿までお越しください。