交通広告のトレンドを考えてみる

交通広告2019.03.13

交通広告のトレンドを考えてみる

現在、私は既存のお客様への営業活動とあわせて、

新規のお客様への営業活動も日々行っています。

 

年間で約100社、直クライアントの宣伝・マーケティング担当、

広告代理店のメディア・営業部門の方々とお話する機会があります。

そのような営業の現場で感じた、交通広告の変化やトレンドを

いくつか書いてみたいと思います。

 

 

■脱リーチ主義 

交通広告を検討する際の指標として、『リーチ』があります。

『リーチ』とは、広告の媒体に接触する想定の人数を意味します。

広告を出稿する際、広告料金が同程度であれば『リーチ』の多い

媒体のほうがより効率的という判断が成り立ちます。

現在でも媒体の評価を計測するのに効果的な指標です。

 

ただ、最近は媒体の接触者数が評価事由になることが、

以前に比べて相対的に減少している印象を受けます。

リーチの多寡よりも、広告自体のインパクトや実際に見られるか?

という点が強く求められているように感じます。

やはり、スマホなどの普及で交通広告への接触環境、接触態度が

変化していることも原因なのではないでしょうか。

実際に、多くの駅に掲出されてリーチが稼げるB0ポスターのセットよりも

一つの駅に大型ポスターを掲出できる商品に人気があります。

メディアが多様化している現在だからこそ、『しっかり届く交通広告』に

対するニーズが高まっているのではないでしょうか。

 

■ターゲットを絞り込んだ展開 

接触者数が数百万人になる媒体も多い交通広告。

大きな区分ではマス媒体に属するメディアです。

したがって、雑誌やWebメディアと異なり細かいターゲティングが

苦手という弱点がありました。

交通広告でメニュー化されているターゲットセグメントとしては、

女性向けの訴求を女性専用車媒体で行うぐらいのものです。

 

ただ、最近は上記以外にも様々なターゲットへの訴求を想定して

実施するケースが非常に多くなっています。

 

例えば、ビッグサイトで実施されるアニメや漫画など、大規模な

イベントが実施される時期の駅広告は大盛況です。

国際展示場駅の壁面やフラッグ、駅貼といったあらゆるメディアが

アニメ、ゲームなどの広告で埋め尽くされるという現象が起こります。

自分の好きなアニメやゲームのキャラクターが大きく出ていることが

嬉しくて、駅広告をスマホで撮影するファンも多いです。

キャラクター系の展開と交通広告の親和性の高さを感じます。

 

最近では新卒採用で大学最寄駅の広告を検討するケースも多いです。

売り手市場のなかで、新卒の確保が難しくなってきており、

学生に向けた新しい訴求手段として交通広告がよく検討されています。

採用時期だけでなく、大学最寄駅で長期間にわたって広告を

展開することで学生の認知度を高めていく展開が増えてきています。

 

弊社にも偏差値が高い大学の最寄駅、理系の大学最寄駅などで

駅広告を検討したいといったお問合せは確実に増えています。

最近ではBtoBのビジネスをされている企業様からの相談もあります。

BtoBのビジネスをしている会社は学生の認知度が低い傾向にあるため

交通広告を活用して学生への認知度向上を目指すケースが多いです。

 

■2次元から3次元へ 

通常の交通広告はポスターやビジョンなど、平面のメディアです。

最近は平面のいわゆる2次元ではなく、イベントや造作などを含めた

3次元の展開が増えてきている印象を受けます。

広告メディアは雑誌や新聞なら紙、WebメディアであればPC・タブレット、

スマホなど、広告媒体ごとにフォーマットが決まっています。

紙や電子デバイスで三次元の広告を展開しようと思っても、

現状では実施のハードルがかなり高いと思います。

将来的にはデジタルメディアでVRなどの技術による3次元の

広告が実現されるのかもしれませんが・・・

 

その点、交通広告は駅や電車といった、実際の空間を利用しているため

三次元の展開と非常に親和性の高いメディアといえます。

例えば、駅貼ポスターに立体的な造作をして世界観を表現する、

中づりに紙以外の立体的な装飾を吊るすなどの展開です。

三次元の展開により、ブランドイメージを強く訴求できるという点で

他のメディアにはない大きなメリットをもっています。

 

■まとめ 

最近の交通広告のトレンドのようなものを書きましたが、

やはり改めて思うのは、他の広告媒体との関係性です。

交通広告にはリアルな場でしかできない展開・表現方法を用いた

より強いブランド体験の場としての機能が求められています。

私たちも単なる広告枠の提案にとどまらず、交通広告ならではの

価値をご提案できるようにしていきたいと考えています。

 

交通広告について何かございましたら、

お気軽にご連絡ください。

arai.motofumi@shunkosha.co.jp

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